「あのふたりは 弱音を吐かないんだ。
おばさんは 呆けて おじさんはガンだというのに....。」
作家である主人公の 甥が つぶやきます。
末期癌の夫の所へ 妻が 見舞いに来ます。
『ヨシコさん、よう来たね』と妻の手を取りさすります。
介護士が 「あなたのご主人ですよ」と 何度も 言うと
心が通じたのか・・・
「そうかもしれない」 と認知症の妻が言います…。
雪村いづみと桂春団次が主演で 穏やかな 演出でした。
自分の身近に 起きたら あんなに 静かに受け止められない気がしますが
日常に 異常な事態が 滑り込んできたら なじんで行かざるを得ないのだ
と改めて感じました。
おばさんは 呆けて おじさんはガンだというのに....。」
作家である主人公の 甥が つぶやきます。
末期癌の夫の所へ 妻が 見舞いに来ます。
『ヨシコさん、よう来たね』と妻の手を取りさすります。
介護士が 「あなたのご主人ですよ」と 何度も 言うと
心が通じたのか・・・
「そうかもしれない」 と認知症の妻が言います…。
雪村いづみと桂春団次が主演で 穏やかな 演出でした。
自分の身近に 起きたら あんなに 静かに受け止められない気がしますが
日常に 異常な事態が 滑り込んできたら なじんで行かざるを得ないのだ
と改めて感じました。
日は昇り、日が沈む。老親達と孫達との日々の中で、
出発と終着を迎えることの落差を考え込んでしまいます。
長寿は喜ばしいですが 自分を失う怖さを感じます。
映画「半落ち」を見られましたか?
認知症の妻に頼まれ殺してしまう悲しい話です。
裁判官は 断固としていけないと判断します。
「そうかもしれない」は 現実を静かに受け入れる
内容でした。大変ですが なじむしかないのですね。