夫のパールさんは69歳、四年前に建築の仕事をリタイアして、
今は、夫婦二人の静かな生活を楽しんでいます。
スウェーデンのいなか暮らし。800坪の庭、伝統的な家、
十年かけて一人で妻のアトリエを建て、妻が60歳の時にプレゼントをしたのです。
冬の長いスウェーデンなので、屋根に大きなあかりとりが有ります。
じぶんで紡ぎ、染めた糸を織り上げて行く妻は、ファンタジーの心を持って居ます。
切り絵も、夢が溢れ素敵です。
こういう生活が豊かな感受性を育てます。
スウェーデンでは、 「自然享有権」と言うものがあり誰でも自然を損なわなければ、
花や木の実を採集しても良いのです。
人々は森へ出かけ、自生のブルーベリーや野いちごをとり食します。
ながい間、繋いできた暮らしの習慣が今なお生きて居ます。
その事に圧倒されました!
古い道具を結婚祝いにプレゼントするそうです。
亡き父の愛したドアが音をたてると、ドアがお話しているよと、懐かしむのです。
亡くなった人が、ちゃんと生きている感じ。これは日本には無いでしょう。
タペストリーが、何百年前の先祖から受け継ぐ人も普通にいます。
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