神男は、はだか祭りの
一週間前から、〈神様〉になる準備をする。
体を清める。
世話役の家に寝泊まりして
人のために尽くす
勤労奉仕をする
三日前から
神殿にこもり、ご飯と漬け物だけですごす。
人の役に立つことをする
人の厄を落とすのも
神男の大切な役割。
神男は、籤を引いて決まる。今年の神男さんは、動機を聞かれて、
勤務先の上司(過去に神男の経験者)にすすめられ、自分を変える
きっかけにしようと思ったと。
はだか祭りをテレビで見ていて、苛酷な試練を、やりきったら、神男さんは、やはり
〈何者か〉になるのだろうと感じた。