遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

シネマ歌舞伎

2014-02-10 | Weblog
野田版  研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)


作:木村錦花
脚色:平田兼三郎
脚本・演出:野田秀樹

木村錦花原作の歌舞伎狂言「研辰の討たれ」を、野田秀樹が新しい視点で書き直し、演出した舞台。
平成13年8月の納涼歌舞伎で初演され、大ヒットとなりました。平成17年5月歌舞伎座において、
十八代目中村勘三郎襲名披露狂言として再び上演された舞台が、シネマ歌舞伎としてよみがえります。

【あらすじ】

赤穂浪士討ち入りのニュースは、江戸から離れたここ近江の国、粟津藩にも伝えられ、剣術の道場は
その話題で持ちきりです。しかし一人だけ、赤穂浪士を馬鹿にする人物がいました、もと町人、研屋
あがりの守山辰次です。仇討ちなんて馬鹿馬鹿しい、武士といえども潔い死を望まない武士もいる筈
だと言い出す辰次を、家老の平井市郎右衛門が叱り付けました。すると現実的で抜け目ない辰次はす
ぐに態度を変え、剣術に優れた市郎右衛門に剣術を学びたいとお追従を言う始末。
主君の奥方、萩の江の前で、市郎右衛門に散々に打ち据えられて、辰次は仕返しに一計を案じますが・・・
[上演月]2005年5月
[上演劇場]歌舞伎座
[シネマ歌舞伎公開日]2008年1月12日
[上映時間]97分

配役
守山辰次:中村勘三郎
粟津奥方萩の江/姉娘およし:中村福助
妹娘おみね:中村扇雀
平井九市郎:市川染五郎
平井才次郎:中村勘太郎(現・勘九郎)
からくり人形/番人番五郎:片岡亀蔵
職人市助:中村源左衛門
宮田新左衛門/やじ馬の町人:中村七之助
小平権十郎/やじ馬の町人:中村獅童
八見伝内/宿屋番頭友七:坂東彌十郎
町田定助/僧良観:中村橋之助
平井市郎右衛門:坂東三津五郎


久し振りに観たシネマ歌舞伎は 抱腹絶倒、まだ勘三郎さんが50歳くらいで お元気なころの舞台でした。
野田版ということで、演出が 驚きの連続で、スピーディで 知らず知らず、身を乗り出していました。
汗びっしょりの 大熱演で、息の合った素晴らしいものでした。

アドリブ満載でしたが そこは 勘三郎さん、足の運び、目の動き・・・
茶目っ気たっぷりの 魅力的なお姿でした。

福助さんの怪演も光りました。

ああ面白かった。 
コメント
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