遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

半沢 直樹

2013-07-30 | Weblog
評判が高いので、テレビを見ました。
面白くって、池井戸 潤さんの本を買ってきて 一気に読みました。
  文春文庫
   オレ達バブル入行組
   オレ達花のバブル組

半沢 直樹の魅力は、サラリーマンでありながら 上司からの横暴や
いじめ、無理難題などに 立ち向かうことができるということ。
現実は、我慢して 我慢して 立場を失い、病気になるようなしくみ
が多いのに・・・・・。
見ている人は、ハラハラドキドキしながら追い詰められ、最後に
決め台詞とともに 相手を倒す。気持ち良い。溜飲を下げる。
弱いものの立場を十分にわかったうえで、でたらめをただす。

芸達者がそろって 面白いドラマにしている。
毎週楽しみ。


「下町ロケット」や「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」「金融探偵」なども 
弱いものが、理不尽に立ち向かい真相を突き止める話。
  
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希望の国

2013-07-30 | Weblog

園子温監督の「希望の国」という映画を観ました。
3.11以降、 地震をテーマにした映画はこれだけ。
(ドキュメンタリーは別として・・)
夏八木 勲さんの遺作になったものなのですね。
代表作になりましたね。落ち着いた、静かな演技の中に
原発事故により、愛するものを失った主人公を重厚に
表現されていました。隣の家との間に突然杭が打たれる
理不尽・・・・・国への声に出せない怒りが・・。

大谷直子さんのひさびさの女優復帰作でもあります。
彼女も素晴らしかった。重苦しいテーマの映画の中で
彼女の存在が光でもあった。


★★★★原発について考えさせられる、つらい映画だけれど
みんなに観てほしいと思います。

★★★原発はリスクが高すぎる。
全て廃炉にしてほしい。
誰が 責任とれるの?地球に、空に、海に。

    
園子温監督の映画は初めて見ました。
声高に叫ぶわけでなく、ありのままを見せてくれる。
そして私たちは福島について 改めて たくさんの事を思うのです。

【心に残った言葉】
 

        生きていれば、杭は何度でも打たれる。
        庭にある木は、祖父の木、父の木、そしてこれが私たち夫婦の木だ。
        木は生きている。生きているしるし、刻印だ。
        それを捨てて どこかへ行こうとは思わない。

★★★婦人公論6,7月号を見て私が感じたことをブログに書いたものを再掲します。

【大谷直子さんの記事が載っていました。】


「転ばぬ先の杖」という言葉は嫌いです。
80歳のおばあさんだって、40代の人だって将来は判らないのです。
明日何があるか誰にも判らない。

41歳で離婚して 18歳の長女、10歳の長男、6歳の次女を一人で育ててきた。
こどもたちはみな それなりにぐれたけどほおっておいた。
52歳で家のローンを払い終え、二人の子どもが出ていったので
家を売りに出して小さなマンションに移り住みスケールダウンした。
57歳のとき 悪性リンパ腫で余命5ヵ月と宣告された。
抗がん剤を8回やって楽になったが四年間仕事を入れないようにして 
ただ韓国語の勉強をしていた。語学を学びたいと思って居たから。
もう仕事に戻る気はなかった。

園子温監督から「希望の国」の主人公の妻の役を打診された。
責任の重い重要な難しい役だったので断ろうと思ったが・・・・・・・。 


試写会のとき おきゃくさんが「大谷直子って自然に演じてるわねえ。」
といっているのを聴いて嬉しかった。
「希望の国」の映画を観て こどもたちが認めてくれたので驚いた。

すぐあとで 新藤兼人監督と乙羽信子さんを描いた「最後のガチンコ」という
ドラマに出て、二作続けて良い映画に出られて女優になってよかったと思った。

一日一日 無事に過ぎれば良いと、淡々ととシンプルに生きている。
やまない雨はないから 欲張らず分をわきまえて生きていくのが良いと思う。



一人の女優の地に足の着いた生活を垣間見た。もともと物欲は無かったから
離婚してからは つましく生活してきた。抗がん剤を打つ時でさえタクシーに
乗らなかったという彼女の生活は 庶民の意識だ。誰でもいつ命が尽きるか
わからないのだ。潔い気持ちに圧倒された。
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