みっつの「き」

嬉しき
楽しき
ありがたき

[嬉しいね。楽しいね。ありがたいね。といつもつぶやきながら仕事している。]と言うのは、

蔵元の２３代目として生きる 寺田けいすけさん。


微生物の世界では、みなお互いを排除しないで平和に生きていると言います。

酒を仕込むとき


杜氏さんたちは歌を歌いながら仕込むとか…。

歌を聞いた「微生物さん達」はおいしい酒を造る………。



人生何があっても良いのだ。

自然に処していれば、いずれは発酵する。

人は変われるのだ。

腐敗を経て発酵するのだ。

勇気の出る言葉が後から後から出てきて、何だか嬉しくなった。

児玉清さんご逝去を悼む

児玉 清さんの訃報が流れた。

俳優としての存在感はもちろん素晴らしかったし、

週刊ブックレビューの名司会は奥行きがあり、上品で大好きだった

NHKラジオの読書コーナーで紹介された本をたくさん読んだものだった。

児玉さんは原書で読まれるようなインテリで有りながら、感動した本を語るときは

少年のようだった。

「児玉トラベル」というNHKテレビの司会では、児玉さんのお茶目な部分が出ていて、

芸人のたかとしを食うような面白さで大好きだった。

残念でたまらない。

息子さんがインタビューで、

「やり残したことが 沢山ありましたから残念だったろう」と語っていた。


大きな星を無くしたことを心から悼み、ご冥福をお祈りします。

無人島に持って行く本は?と聞かれた児玉さんは、その時は「ミレニアム」 と答えていた。

早速買った上下巻を未熟な私は、まだ読破していない。

天国には、何を持って行かれるのですか……？

合掌。