月影

秋にはやはり　月

月明かりの中

夜間登山をしたのを 急に思い出しました。

短大を卒業してから、「山岳同志会」 に入りました。

勤労者のサークルですから土曜日の19時頃名古屋駅に集まり

連休に山に行くので、凄いラッシュでした。

指定席なのに、自分の膝に、立っている人がなだれ込むような電車内でした。

学生時代はお金は無かったけれど込み合う時期を避けて山にのぼっていたから、

カルチャーショックでした。

大工さんや、洋服の仕立屋さんなどの職人さんが多い会で

みなさん、新人に凄く優しかったのですが

私はあまりの強行軍に、半年ぐらいで挫折してしまいました。

皆さんお元気かしら。その節はすみませんでした。

喝！

口の悪い同僚に、

"あなたは、仕事と家事 以外 何もしていないわね"

と言われて、脳天をぶち割られた感じ。

(えっ、どういう意味?

これまで、家族のために、やりたいこともやらずに精一杯生きてきたのに……)

と思いながらよく聞くと…

「テニスとかフラダンスとかマラソンとか運動を何もしてないでしょ」

唖然。

そうか。

人は自分の物差しでしか測れないのだ。

やりたくたってできない場合があると言うと、

きっと言い訳だと言われるから、言葉を飲み込んだ。

深く傷つきながらも、反省し改善策を志向するのが私。


今まで、出来ないと思い込んでやらなかったのかもしれない。

何か、今の環境でできることを考える。

本当に精一杯努力して居るのかと…

彼女の言うように

何もしてこなかったのかも・・・・