100坪ほどの土地に、金木犀の生け垣がある。
五六年前に
草ぼうぼうで
アライグマが出没すると
ご近所からのクレームがあり
除草して、丈夫な除草シートを張り巡らせた。
今度は、
生け垣の金木犀が
大きくなり
ご近所からクレームがあり
自分たちが生きているうちに
何とかしなくてはと
解体業者に
見積もりをたててもらったら
かなりの金額。
まさに「負の遺産」
敷地に建つ二つの倉庫には
義父の思い入ればかりが
つまっている。
古い家の建具、
本
田舎では
昔は冠婚葬祭を自宅でやっていたから
それに必用な食器など。
今となっては無用の長物ばかり。
十三回忌をすませたから
義父も大目に見てくれるかなと、倉庫も 解体して、更地にしてもらうことにします。