eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

戦後できた4つの分割国家

2011-12-21 08:48:03 | 読書/新聞/映画など

第二次世界大戦の後に成立したアメリカを中心にしたブレトンウッズ体制は、崩壊し始めている。ソ連圏はなくなり、ドルは基軸通貨の位置を失い始めた。

戦後体制の特徴のひとつは、ドイツ、ベトナム、朝鮮半島、中国台湾で4つの分割国家がうまれたことだ。ベトナムは北が南を解放し、ドイツは東が崩壊した。のこる朝鮮半島、台湾もいずれは統一にもどり、戦後の分割国家は終焉するだろう。

戦後体制の崩壊は、第一次世界対戦の戦後体制の崩壊ににたプロセスでもある。つまり、第二次世界大戦前夜にあまりにも似始めている。

不気味だ。

 


マルチLCMS

2011-12-20 08:55:35 | SaaS+型LMS

クラウドで提供される統合型多機能LMS「マルチバース」は、eラーニングのコース学習、協同学習、ライブレクチャーなどの機能のほか、アンドロイドやiPadなどさまざまな端末にも対応します。

さらに、LCMS(ラーニング・コースウエア・マネージメント・システム)も複数装備します。ネットラーニングが開発した独自のNLXのほか、来年春には、moodleも組み込みます。

どちらのLCMSを利用する場合でも、学習者の管理機能をはじめ、そのほかのあらゆるサービスをおなじようにつかうことができます。もちろん、両方のLCMSをあわせてつかって運用することもできます。

マルチバースはダイナミックに進化をしています。

 

 


帰国しました

2011-12-19 08:50:02 | 旅行

イギリスの国立大学オープンユニバーシティの会議をおえて、帰国しました。

退任したばかりの学長のジェームスにも、新任の新しい学長にも会いました。ジェームスは、昨年日本の英国大使館で開催した記者発表にもかけつけてくれました。ネットラーニンググループが、日本におけるOUの公式代表としてMBA学生募集、選考、学習支援をはじめることを自ら発表してくれました。

おなじくかけつけてくれて記者発表で発表してくれたオープンユニバーシティ・ワールドワイドの責任者アントニーも、定年退職になったのはさびしい。新任の責任者と昼食しました。

今回、MBA以外でも、さらに多くのマネージメント系のすばらしい講座を日本で学生募集していくことがきまりしました。

写真は、前学長のジェームスが案内してくれたオープンユニバーシティのクリスマスコンサートです。第一バヨリンはかれの奥方です。

 

 

 


TTPは貿易自由化に逆行

2011-12-19 08:41:51 | 読書/新聞/映画など

例外なく朝日新聞もTTP賛成大合唱に参加しています。

しかし、きょうは、少し冷静な記事もでています。世界貿易機構(WTO)の停止に関するおおきな記事です。「自由化協議、軸はFTAへ」「「ブロック化」に懸念も」などという大きな小見出しも。

WTOの停止は、象徴的です。
「自由貿易を世界にひろげていこうとする流れが止まった。・・・第二次世界大戦の反省からうまれた自由貿易という理想が崩れようとしている。」という書き出しです。

「第二次世界大戦の反省からうまれた」というのは、一番たいせつなポイントのひとつです。1929年世界大恐慌は、30年代の経済ブロック化へとつきすすみ、そのブロックの激突が軍事衝突・世界大戦へと発展したからです。

TPPは、まさにそのブロック化なのです。最強の国が覇権をうしなって、みずから経済ブロックにとじこもろうとしている。基軸通貨ドルの体制が崩壊し、さらに裏庭中南米を失ったアメリカには、日本をブロックにとりこむ以外に生き延びる道がなくなったというのがTPPです。自由貿易への逆行です。
「「ブロック化」に懸念も」という見出しは、このことを指しています。

日本は、いかにすべきか。韓国は、TPPに見向きもせずに、個別にFTAで自由貿易協議をすすめ有利な条件をひきだしています。「自由化協議、軸はFTAへ」という方向です。
数日前に、日本企業の利益の半分がアジアからという記事がありました。もうすぐアジアの人口が世界の半分になります。日本・韓国・中国・インド・・・。世界は、間違いなくアジアの時代に入ります。そのとき、なぜ、日本は、アジアに背をむけて、アメリカ経済圏にはいろうとするのだろうか。

TPPは、アメリカの利益に合致しています。日本の利益には合致していない。


シンプルと簡素と

2011-12-14 10:07:37 | 島の生活
簡素とシンプルは、思想が違う。

それはさておき、何もない簡素ななかで、空間が生まれる。

何もない畳の部屋のテーブルの上に、花一輪。
それは、ぜいたくな空間。
ちがう時間も生みだす。

何も持ちこまない空間と時間をつくりたいとおもう。


財テクに問題がある

2011-12-13 08:45:42 | 読書/新聞/映画など
オリンパスの巨額の損失隠しが表面化して、さまざまな議論もおこなわれている。

損失を隠したことの責任は重いし、追求する声も高い。

しかし、もっと本質的に考えれば、そもそも巨大の損失がなぜ出たのかということが問題なのだ。さらにいえば、なぜ、財テクをおこなったのか。

1985年頃から1990年すぎにいたるいわゆるバブルの時期に、財テクということばが氾濫した。不動産はどんどん値上がりし、株価もうなぎのぼり。このチャンスにもうけないのはよほどとろいと思われた。

しかし、企業が汗をかかずにぬれてにあわのぼろ儲けをしようと考えるほうがまちがっている。あれほどすぐれた商品をつくってきたオリンパスが、なぜ本業以外の金融的な投資にめがくらんだのか。

経営における理念の大切さを、あらためて見る思いだ。企業は、本業で、汗をかいて利益をだすべきだ。金融にまきこまれてはいけない。

現代は、金融が異常に肥大化し力をもっている。まきこまれてはいけない。

あのバブルの時期にも、企業理念をしっかりもった経営者もたくさんいた。

汎用と専用

2011-12-12 08:45:27 | 読書/新聞/映画など
ワープロ専用機は、予想通りなくなった。ゲーム専用機も、やはりなくなるだろう。

たぶん、読書端末もおなじだろう。キンドルの独創性は、あの時期に、ネットに常時接続され、電子書籍の購入など利用の時に通信費が無料であったことだ。

デジタルカメラさえも、カメラ搭載の携帯電話に脅かされている。

専用と汎用。時代の流れのなかで、汎用が圧倒的な力を強めていく。日本でも、アンドロイドが過半を占めるにいたっている。この傾向はますます強まるだろう。

専用と汎用は、時代の流れをみきわめるひとつの判断基準だ。

雨の森のマッコリ

2011-12-11 23:31:18 | 島の生活

「マッコリ(막걸리)とは、朝鮮の大衆向け醸造酒の1つ。日本のどぶろくに相当する。」とある。

ソウルで飲んでから、よく飲むようになった。軽くて飲みやすい。

八丈島のスーパーでレジの女性にないかきいたら、わざわざ棚をさがし、奥の担当者にもきいてくれた。残念ながらないという。

つぎに行ったときに、念のためにさがしたら、ある!カンビールと同じ大きさのカンマッコリ。すぐに品揃えにくわえていただいたのだ。

マッコリは、きっと八丈島でも人気になるだろう。