eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

録画復習

2011-11-10 08:42:02 | eLearning
わたしも、ネットで外国語の学習をしています。

ネットラーニンググループが提供するライブレッスンを受講している。先生が目の前のスクリーンにまるでそこにいるように向かい合って、1対1で教えてくれます。SFの世界でえがかれていた未来社会のようです。

そこで驚いているのは、学習のスピードです。1回50分でまなぶ内容がおどろくほど多い。たぶん、教室の3倍以上でしょう。1対1だから、授業やコミュニケーションの密度が高いということもありますが、それだけではない。

こんなハイテンポな学習が可能な秘密の一つは、録画復習でしょう。それと、並行して学習する教材型のeラーニング。

録画復習の威力を、はじめて実感しています。これはすごい。教材と先生が画面にあらわれて教えてもらう学習のすべてがいつでも再現できる。繰り返し、復習するなら、みるみる身についていきます。

これなら、短期間であたらしい言語をつぎつぎに習得できそうです。


韓国は参加しないTPP

2011-11-10 08:41:29 | 読書/新聞/映画など
「開国しないでどうする」

新聞には、大きな見出しでおどし文句がならんでいます。

TPPってなんだ?

環太平洋といいながら、なぜ、韓国も、中国も、台湾も、タイも、インドネシアも、フィリピンも参加していないのだ?

もしかして、ガキ大将のアメリカが、ほんのわずかのとりまき子分をあつめただけなのか?

29年大恐慌のあとの1930年代になにが起きたのか?すさまじい為替切り下げ競争と経済のブロック化でした。ドルをはじめ、各国の通貨切り下げ競争がはてしなくつづいたのです。
そして、主要な国が独自の勢力圏を築き、世界経済はブロックに分断され、経済ブロックの衝突は軍事衝突に発展し、世界戦争に突入しました。

日本が作ろうとしたのが、大東亜共栄圏です。

経済ブロックが解体され、世界の経済が一体性を回復するには、世界戦争が必要だったのです。圧勝した米国が、世界の主導権をとり、ドルを基軸通貨とするブレトンウッズ体制を確立しました。

その戦後体制が終わったのです。アメリカがTPPに走るのは、本質的には、基軸通貨ドルをすてる道でもある。崩壊したのです。
資本主義と国民経済は、本質的にはなじみません。一国の国内通貨であるドルを基軸通貨にせざるをえないところにも、本質的な矛盾が垣間見えます。崩壊は必然なのです。

日本がTPPに走るのは、見方によれば、もはやそこまでも力を失い、カナダの道をもとめるということでもあるでしょう。しかし、それが正しい選択だろうか。

日本にとっては、けっこう悲惨な道かもしれません。アメリカの目的は明確であり、日本にプラスになるものはほとんどないでしょう。

もっと根本にもどって、選択をかんがえるべきときに思われます。