eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

3回目の大転機

2011-06-01 12:49:07 | 読書/新聞/映画など
現在は日本の近現代史の歴史的な転機にあるという認識は、ただしいと思う。つまり、明治維新、第二次世界大戦の敗北につぐ、3回目の巨大な転機に差し掛かっている。

明治には封建制度が崩壊し、武士の時代が終わった。大戦の敗北で、日本の支配構造に大転換が起き、新しい政治社会経済構造もうまれた。

いま、人口減少、国債破綻、日本の主力産業の新興国に対する敗退、米国を軸とする国際秩序の再編など激動の中で、日本は3度目の大転機に直面している。震災がその転機をさらに促進する。

かつての2回が、旧システムの危機であり、存続ができなくなったのとおなじように、今回も、いままでの仕組みは根本から危機にさらされている。これまでの仕組みは、そのまま続けることができない。崩壊していく。

このような時代にどう生きるのか。すべての人たちの生活が危機におちいり、一方で、新しい時代がはじまる絶好のチャンスである時代。すでに、すべての人々の生活が危機におちいっている。

いまこそ、日本という枠組みをこえて新しい世界にチャレンジするときだ。世界の頭脳をあつめて、道なき道に踏み込む時代だ。

このようなときには、大胆に生きるしかない。度胸を決め、失敗をおそれず、新しい世界へ飛び出していく。

巨大な転機には、改革派はすべて保守派だ。旧来のシステムをなんとか修理して使い続けようというのが改革派だ。そうではない。新しいシステムをつくらなければいけない。

このような時代には、個人にとっても企業にとっても、どちらを選択するかで、まったくちがう結果がまちうけている。

幕末期のように、あるいは、敗戦が確定していた第二次世界大戦末期のように、現在は大転機の直前にある。