eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

転機のeラーニング業界

2010-11-22 16:23:04 | eラーニング市場

多様化するeラーニング市場は、ますますダイナミックに発展しています。

同時に、eラーニング業界も、多様化し二極化しています。2000年以来、脱落するeラーニング企業が多数ありました。一方、参入もたくさんあります。

eLearning World の発展も象徴的です。この何年か、参加者が次第に減少する中、一方で、おもな出展企業にとっては、実り多いイベントになってきています。目的をもったすぐれたユーザーが多数来場する結果、いただく名刺のかずもかえってふえており、商談に直結するケースも多い。

出展社の満足度がいっそう高くなるなかで、このeLearning Worldという業界にとってきわめて重要なイベントの存続をめぐって、さまざまな議論もでています。

提供企業やユーザー企業、学会や教育関係者にとっても、年に一度、数万単位の関係者が一同にあつまるeLearning World が、この10年の間にはたした役割ははかりしれません。

なんとか、形をかえ、継続し、いっそう発展させたいものです。


産休・育休中の社員が5名

2010-11-22 10:53:19 | NetLearning Group

ネットラーニンググループの産休中・育休中の社員は、もうすぐ5名になります。産休、育休からこの1年余りに復帰した社員も4名になりました。あわせて9名です。

社員が、これほど高い比率で産休や育休を数年に集中して取得している企業はまれではないでしょうか。今後も多数の産休取得者がでると予想されます。

出産を契機に退社した社員はゼロであり、すべて復帰していることもうれしいことです。

おそらく、社員の既婚率も、他社にくらべてかなり高いのではないでしょうか。入社が新しい順に最近の20名をとっても、そのほとんどが20歳代であり、平均年齢はかなり低くなっているとおもわれるので、既婚率の高さも特徴でしょう。

社員の扶養家族の多さも特徴です。健康保険組合に、扶養家族の数が入会基準の上限をこえているとして入会をことわり続けられたことにもあらわれています。

女性社員の全体に占める比率も、どんどん上昇しています。先日、タイムカードをながめながら数えてみますと、ちょうど男女同数でした。タイムカードをもたない執行役員以上でも、ほぼ半数が女性です。

ネットラーニンググループは、ダイバーシティやワークライフバランスを徹底的にすすめています。社員の多様性は、企業の生命力の源泉であり基盤です。すでに、外国人社員の比率も15%ほどになってきました。女性社員も半数をこえるでしょう。

生きるということは、本来、働くことと生活することの統合のうえにあります。自己実現とゆたかな人生のために、ネットラーニンググループとして可能な環境を作り上げていきたいと思います。

社会に貢献することをめざすベンチャー企業であるネットラーニンググループにとって、ダイバーシティやワークライフバランスは、そこで働く社員のありかたに深く関係するものです。めざすものと主体のありかたは深くかかわりがあり、必然的なものといえます。
一方、急成長するベンチャー企業だからこそ、それが可能な面もあります。まったくゼロから自由に組織を設計することができる。また、急拡大する組織のなかで、増員しながら産休者の復帰などをむかえることもできます。

 


かすむ上海

2010-11-21 08:29:36 | Life in Shanghai

きのうもきょうも、上海は春霞のような天候です。

上海の虹橋空港では、滑走路のむこうの建物は、ほとんどかすんでいました。着陸する飛行機も、滑走路の端あたりで姿が見え始めます。

大気汚染によるスモッグなのでしょうか、黄沙でしょうか、それとも春霞のような気候なのでしょうか。

かつての光化学スモッグにおおわれた東京は、こんな状態でした。環七道路あたりまで、おわんをふせたように、薄暗いスモッグにおおわれているのが、上空からもよくわかりました。工場が停止し、車がほとんどいなくなったお正月のあまりにさわやかに晴れ渡った東京の空は、年に1度のプレゼントでした。

羽田の新しい国際ターミナルから出発しました。古いターミナルは、ローカル空港よりも小さいほどで、快適でした。手続きも、搭乗ゲートまでもすぐそこにあり、人もすくなかった。新しくなり、あたりまえの空港になってしまいましたね。

 


格差と学ぶ機会

2010-11-19 21:05:11 | 読書/新聞/映画など

経済的な格差がつぎの世代に引き継がれていることが指摘されています。

貧しさは、学ぶ機会をうばう。それがまた貧しさをうみだします。

ネットの教育は、地域的な教育機会の差をなくす役割をはたすことができます。また、より少ない学費で学ぶ機会も提供できます。

わたしたちは、住んでいる地域や所得の差による教育機会の格差をできるかぎりなくしていきたいと思います。世界のすべての人たちに教育学習の機会を提供できるようにあらゆる努力をしていきたい。

 

 


TOEIC990点(満点)

2010-11-18 12:55:55 | 英会話学習

わたしの話ではありません。

ネットラーニンググループには、TOEICの高得点を保持している社員が大勢います。900点以上もかなりの数にのぼります。

これまで、満点にあと5点、あと10点というつわものもいましたが、今回ついに満点をとった社員がでました。

 


本日正午、ITパスポートなどの合格発表

2010-11-18 12:48:28 | 企業研修

以下、ネットラーニングが発信したメールマガジンの引用です。

ITパスポートの合格率が上がったこと、累計で合格者が10万人をこえたことなどが目立ちます。

 

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表題、IPAのプレス発表を転載します。

 

【プレス発表】----------------------------------------------

平成22年度秋期情報処理技術者試験(ITパスポート試験、基本情報技術者試験)の合格発表について

~ ITパスポート試験の合格者が累計で10万人を突破 ~

1. 概要

(1) ITパスポート試験は、応募者数が71,574名、受験者数が60,056名、合格者数が31,161名で、合格率は51.9%でした。

(2) 基本情報技術者試験は、応募者数が100,113名、受験者数が73,242名、合格者数が17,129名で、合格率は23.4%でした。

2. 合格者について

 ITパスポート試験は応募者累計が25万人、合格者累計が10万人を超える(応募者累計数:253,955名、合格者累計数:112,879名)と共に、10代から80代に至るまでの幅広い年齢層の合格者が出ており、情報技術の基礎知識を問う国家試験として定着して来ています。

 

http://www.ipa.go.jp/about/press/20101118.html

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前回、2010(H22)年春期より、ITパスポートは約10ポイント、基本情報は約1ポイント、合格率が上がりました。

 

【受験された方へ】

受験された方は、下記より結果をご確認ください。

http://www.jitec.ipa.go.jp/

合格された皆さま、おめでとうございます!

 

以上、速報いたします


事業の継続と成功の条件

2010-11-17 15:44:33 | eラーニング・ベンチャー企業

事業の成功の必要条件は、途中で断念しないこと、成功するまで継続することです。途中でやめればけっして成功はないのですから、継続が必要条件であることはまちがいありません。

継続は、たんなる経営者の意思や忍耐などによるものでないとしたら、では、事業の継続を保証するビジネスモデルはいかなるものでしょうか。

先日、3つの経営動機について書きました。比較的小さな家内経営的な企業では、所得をふやすことが主な動機です。利潤動機は、比較的大きな企業の経営動機です。

新しい事業を立ち上げるときについてみましょう。
利潤動機で経営される大手企業の場合、新しい事業を立ち上げるにあたっては、撤退基準をきめていることが多い。3年以内に黒字にならなければ撤退するなど。利潤をあげる見通しを確信できない事業の継続にこだわる理由はありません。こだわらなければならない達成動機が基本でない場合、撤退基準を定めるのは当然ともいえます。

一般的にベンチャー企業は、強烈な達成動機に突き動かされています。社会的な使命や、トップをふくめて社員が自ら実現したい明確な目標がある。その場合、たとえば、10年連続赤字であったとしても、資金調達の努力をしながら成功まで事業を断念しない。意思に反して継続できなくなることはあっても、自らの意思で断念するケースはすくないといえます。ベンチャーは、一般的に撤退基準をもっていません。

もちろん、ネットラーニンググループは、ベンチャー型の企業です。ネットによる教育学習革命を核にして、人類が学びはたらくプロセスの改善に貢献することを目指しています。それを達成できるまで、けっして事業の発展を断念することはありません。また、教育学習に責任をもつ企業として、その責任をはたすためには、企業の独立性と継続性をビジネスの基本的な前提と考え、それを確保することを経営の最優先課題としています。

ネットラーニンググループは、はるか遠い先に達成目標があります。事業の継続に責任をもち、目標達成まで挑戦をしつづけるベンチャー企業です。

 


女の力 島守り100年 最古の女性消防隊 酒田・飛島

2010-11-17 10:31:18 | 島の生活

 「日本最古の女性消防隊として知られる山形県酒田市の離島、飛島の市消防団飛島地区女性消防隊が今年、1910(明治43)年の発足から100周年を迎えた」そうです。

「飛島では男性が出漁中に火災が頻発したことから、100年前に留守を預かる主婦が加入する「婦人火防(かんぽ)組」が発足した。・・・現在は19人で構成されている。」

河北新報  
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101116t55004.htm


佐木島の釣り船

2010-11-15 07:14:09 | 旅行

写真は、先週末うかがった佐木島の釣り船です。

漁師が一人もいないという人口900人余りの島に、釣り船が80隻もあるそうです。

もちろん、野菜は自分の畑でつくってその日に食べる分を庭先から摘んできます。魚も、自分の船で釣りに出る。瀬戸内の海は、湖のように波が静かです。

商品経済は、旧来の共同体の隅々まで浸透し、商品化・商品交換・貨幣による購入を前提のシステムに変容させていきます。それは、旧来の共同体を破壊する力をもっている。昔、漁があれば、浜辺にでたすべての人に少しでも魚のわけまえがありました。あるいは、いまでもわずかな島にのこっているように、みんなで協力した田んぼの収穫は、島民全部に共有されていました。基本に助け合いがある社会が、すべて貨幣で購入する社会に再編されていったのです。

野菜や魚を自給する世界では、助け合いも復活します。とれた野菜や魚は、いつでも自家消費をうわまわるので、もらったりさしあげたりすることにもなります。また、天候に左右されることがあっても、景気にはあまり影響されません。
日本の近い将来に予想される国債バブルの崩壊による経済破綻にたいしても、地方は、以外にしぶとい耐える力をもっているかもしれません。あるいは、そのようなしぶとい地域経済をつくりあげる必要があるのかもしれません。

未来の可能性を、地方に期待しています。

佐木島は、人口10万人の三原市の中心部まで、毎日30便ほどある定期船で、20分ほどでついてしまう交通の便利さがあります。夕日が絶景な別荘地も人気だそうです。