きょうは、日本では休日です。中国では、通常の勤務。
ところで、おいしくて安いラーメンが、ここ上海でのわたしの昼食の定番です。しかし、異変が・・・。
なんと、いきつけの店のメニューから麺類が消えたのです。ボリュームたっぷりで選択できる種類も多かった麺類は、一杯6元でした。80円程度でしょうか。
背景には、物価の上昇がありそうです。その店も、より高額なメニューにシフトしていくのでしょうか。
中国の国家統計局が発表した数字によりますと、10月の消費者物価指数は、4.4%の上昇でした。とりわけ、食品は10.1%と2桁の上昇ぶりです。農産品の値上がりが大きく、さらに肉類にも値上がりがおよぶと専門家はみています。生活を直撃しています。
中国が人民元の為替水準を低く維持するために介入をつづけるならば、消費者物価は上昇をさけられない面があります。物価をおさえこむためには、金利を上げざるをえなくなるのでしょうか。
資本主義とは、不思議な仕組みですね。人為的に介入しようとすると、かならず別の反動があらわれて元にもどろうとする力が働きます。国家権力で手なずけるのはむずかしい。