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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

「eラーニングビジネス調査」の調査報告

2007-05-23 15:49:55 | eラーニングビジネス
eラーニングビジネスの現状をさぐる「eラーニングビジネス調査」の調査報告がイーラーニング・コンソーシアム事務局から送られてきました。

調査は2007年1月から2月に実施され、35社が回答しています。

内容をみますと、コンテンツは、レディメイドとオーダーメイドにわけて売り上げの伸びが予測されています。

レディメイドのコンテンツの企業向けの売り上げの伸びは、かなり低い予測で、2005年度を100として、2011年度でも115にとどまっています。ほとんど停滞に近い見通しです。教育機関向け、個人向けは、100を下回っています。

かなり読み取りにくい、誤解がうまれそうな表記なのですが、そのように読めます。

オーダーメイドのコンテンツは、2005年度を100として、企業向けは2011年度に105というさらに低い見通しです。しかし、オーダーメードで注目すべきは、ベンダー向け、つまり、eラーニング事業者からの受注が133になると比較的高い見通しになっていることです。

これを読み解くと、企業向けのレディメイドコンテンツは、35社平均では低い伸びだが、なかにはきわめて高い伸びの企業もあり、その企業から同業へのオーダーメイドコンテンツの発注が相当伸びるということなのでしょうか。

もう少し分析してみないとよくわかりません。

ところで、eラーニングサービスベンダーの企業向け売り上げは、2005年度を100として、2011年度には、140と予測されています。

システムベンダーの2011年度の予測は275、コンサルティング事業は245とそれぞれ比較的高い数字です。

これは、eラーニング事業各社の売り上げの伸びの見通しの中央値をとったものであり、システムベンダーやコンサルティング事業者が比較的元気で、コンテンツ事業者は将来にほとんど明るい見通しを持っていないということになります。

ところで、ネットラーニングの中長期事業計画によれば、2011年度のコースウエアなどの売り上げは、2005年度を100とした場合、およそ1300です。



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