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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

「eラーニングビジネス調査」について

2007-05-25 21:21:14 | Netlearning,Inc.
2007年1月から2月に実施され、35社が回答した「eラーニングビジネス調査」について、前回につづいて書きます。

調査のうち、今後の市場の伸びの予測の部分は、各社がどのように考えているかという意識調査の面があります。

2005年度を100とした場合の2011年度の各分野の伸びの予測は、
システム事業が、275
コンサルティング事業が、245
サービス事業が、140
レディメイドのコンテンツ事業が、115
オーダーメイドのコンテンツ事業が、105
(内、eラーニング事業者からの受注が、133)
となっています。

システム事業者が、いちばん、楽観的な予測をもっています。それでも、6年でたったの2.8倍!オーダーメードのeラーニングコース制作業者は、ほとんど伸びがないという悲観的な見通しをもっているようです。

レディメイドのコースを販売する事業者も、6年間の伸びがわずか15%だと予測しているのだとしたら、事業意欲も弱いかもしれない。

急成長する市場の現実と、この35社の意識とのあまりにも大きなずれは、何を意味しているのだろうか?

おそらくは、6年後の各社の多くは、イメージしたとおりの形になっているのだろうと思う。

これでは、市場からとりのこされかねない。