eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

宇宙は本当にひとつなのか

2011-09-20 09:00:00 | 読書/新聞/映画など
村山斉『宇宙は本当にひとつなのか』(講談社 BLUEBACKS、2011年7月20日、820円+税)

著者は、東大国際高等研究所数物連携宇宙研究機構機構長。専門家がやさしく書いている。

「2003年にこのような考え方がすっかりひっくりかえってしまった。」
つまり、この年、すべての元素のエネルギーが宇宙全体の4.4%しかないことがわかったのです。全体の約23%が暗黒物質、約73%が暗黒エネルギーであることを人類ははじめて知ったのです。

太陽系よりも宇宙がはるかに大きいことがわかったのが、1840年です。

いま、その宇宙観が劇的にかわりつつあります。多次元宇宙、そして、多元宇宙(マルチバース)。重力は、別の次元に染み出しているのかもしれないという。

うずまく銀河の真ん中には、かならずブラックホールがあることもわかりました。宇宙の膨張が加速していることもわかりました。

ところで、「この宇宙はうまくできすぎている」(191頁)のです。「人間が出現するための条件がそろうようにできている」。
わたしは、人間も宇宙の一部であり、人間をうみだして、人間をとおして宇宙が自己認識していると考えてきました。宇宙が、いま、自分で自分を正確に認識し始めている。それは、存在と無の根本的なちがいからきていると考えています。存在は自己認識するシステム内在化させてはじめて、存在となるからです。無から存在を区別するものは、認識主体の存在だからです。
いま、この本で、やや似た「人間原理」という考え方があることをしりました。

宇宙の研究は劇的にかわっている。学校で習ったものとはまったくちがう。機会があれば、あたらしい宇宙観の本をよむのもいいと思う。この本は、その場合の最適な本のひとつでしょう。

なお、この10年以内に劇的に変わったのは、宇宙研究だけではありません。歴史をふくめて、劇的な変化が、ほとんどあらゆる分野でおきている。読む必要があります。




今が未来の分岐

2011-09-20 08:55:00 | Life in Tokyo
未来の選択は、いま、この一瞬にあります。

いま学べば、未来は変わる。
いま、自分をかえれば未来は変わる。

自分がかわらなければ、未来は、いまの延長線です。

Learn for the future !

そして、この一瞬に生きる。
いのちを凝縮させて、この一瞬に生きる。

過去の結果として今があり、今の結果として未来がある。

しかし、また、過去も未来もはなれて、この一瞬に生きる。
そしてはじめて、過去も未来もいきてくる。
過去も未来も、今なのだから。この一瞬なのだから。