eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

学校の現状

2010-10-30 20:36:23 | 学習と教育
最近、小中学校や高校の先生方にお会いする機会が多い。

しばらく学校の現状から離れていたので、いまは、あらためて現在の状況をうかがっている。大学の先生から学生の現状をうかがうこともある。

学校は、ある意味では、社会の現状をそのまま反映している。

問題点や課題を指摘する先生は多い。

おそらく、学校は、時代の変化に取り残されている。とともに、将来を失いつつある日本社会の現状をするどく反映してもいる。

先日、教室で中学生といっしょに給食を食べたとき、彼らは、将来何になりたいかを考えられないと言っていた。先生にきけば、そのクラスの半分の生徒の家庭は、生活保護をうけているという。高校入試に合格できる学力があるのかという不安、自分の家庭に高校進学の経済的な余裕があるのかという不安。

最近読んだ新聞記事では、生活保護家庭のかなりは、親も生活保護をうけていたという。まずしい生活が世代をこえてひきつがれている。

経済的にめぐまれない子供たちに学習機会を用意することは、社会の責任だろう。われわれもなにができるのか真剣に考え、行動をおこしていきたい。