うろこ雲のむこうに、ぼんやりと月影がうかんでいます。秋の虫の鳴き声が、こころなしかおだやかです。
八丈島の庭に立つと、自宅以外の光は自然のものだけです。庭の真ん中に立って夜空を見上げるのが好きです。
そうですね。コンクリートではなく、直接土の上に立っています。足のうらから地球が伝わってきます。そよ風をはだで感じます。
かすかな海鳴りの響きが遠く聞こえます。
星が見えるときは、宇宙を見渡している気分です。宇宙の一部であるわたし、あるいは、宇宙そのものであるわたしが、宇宙をながめ、宇宙として思考しています。
無と存在。存在自身の存在意義としての自己認識を感じます。そして、いのちを。
うけつがれるいのちを。
八丈島の庭に立つと、自宅以外の光は自然のものだけです。庭の真ん中に立って夜空を見上げるのが好きです。
そうですね。コンクリートではなく、直接土の上に立っています。足のうらから地球が伝わってきます。そよ風をはだで感じます。
かすかな海鳴りの響きが遠く聞こえます。
星が見えるときは、宇宙を見渡している気分です。宇宙の一部であるわたし、あるいは、宇宙そのものであるわたしが、宇宙をながめ、宇宙として思考しています。
無と存在。存在自身の存在意義としての自己認識を感じます。そして、いのちを。
うけつがれるいのちを。