eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

最悪の事故が起こるまで

2007-01-15 08:27:59 | 読書/新聞/映画など
「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたか」

いま読んでいる本です。まだ半分くらいですが、とても重要な本であると思われます。

ジャンボ機の墜落、原子力発電所の事故をはじめとして、重大な事故の原因と発生のプロセスなどを分析しています。

読後に、重要なポイントを整理して、わが社の事故対策にも活用したいと思います。

ネットラーニングのようなサービスの場合、受講生が膨大な数にのぼり、事故の影響も大きなものになります。また、売り切りの商品とちがって、毎日無数の開発や改善があります。
つまり、事故の場合の影響が大きく、かつ、年中システムやコースウエアの更新が発生しており事故の可能性も大きいといえます。それだけに、事故対策には大きなエネルギーを使ってきましたが、いっそう対策を強化したいと思います。

重要なポイントのひとつは、「しっかりテストをおこなう」ということです。この本によれば、多くの事故は、スケジュールに追われて発生していることも重視する必要があります。また、小さな事故に対する判断を誤って重大化させることも多いようです。

J・R・チャイルズ著「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたか」草思社、2006年10月26日刊、2,300円+税