eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

対馬丸を知っていますか

2005-08-22 22:59:47 | 読書/新聞/映画など
いまから61年前のきょう、1944年8月22日夜10時12分、沖縄からの学童疎開船が、アメリカの潜水艦に撃沈された。

学童約800名のうち、助かったのはわずかに59名。死者のうち、氏名が判明している者は789名。学童とあわせて1,661名が乗船し、その中の一般疎開者の生存者も98名しかいない。

大城立裕著「対馬丸」2005年6月刊、理論社1600円+税

生き残った1人ひとりから丹念に取材し、強制疎開実施にむけての軍、市長、校長の役割やプロセスとともに、ためらいながら学童を送り出した家族や、3発の魚雷を打ち込まれ撃沈され、何日間も漂流し離れ離れになることが永遠のわかれとなった場面などがなまなましく再現されている。

いのちみじかく青汐に
花とちりつつ過ぎゆけり
年はめぐれど帰りこぬ
おさなき顔の眼には見ゆ
(名古屋学芸大学山崎敏夫教授作詞)

「死者の苦しみを生きたもののみの力で伝えることが、なんと難しいことか。」著者のあとがきだ。

巻末に、犠牲になり名前が判明している全児童の名前が記載されています。

本格的な研究機関

2005-08-22 13:02:30 | eLearning
そろそろ、本格的なeラーニングの研究機関が必要になっているのかなと思います。

専門家の層はかなり厚くなってきたと思いますが、日本では、大学や大学院でeラーニングを専攻した人たちはまだほとんどいません。

専門家を育てる教育機関の充実も必要ですが、教育の専門家や企業の現場の研修担当者などの本格的なeラーニング研究の場も必要になっています。

eラーニングは、まだその可能性の10%程度しか活用されていないと思われますが、教育の基本にそった基礎研究があってこそ、さまざまな活用ができます。