(1)世界は平和に向かっているのか、混迷に向かっているのか、日本にいては現実感としてはっきりしない。
日本を取り巻く国際情勢も、沖縄での米軍主導によるオスプレイの強行配備、米軍ヘリ墜落事故解明にも日本政府は有効な手段もないまま手も出せずに、米軍の思いのままに事故調査と並行して同型ヘリの飛行再開が決定して、沖縄は米国による治外法権化(extraterritorial jurisdictionism)している。
沖縄は日本であって日本でない屈辱、悲劇のままだが、国民の過半数がそれ(駐留米軍基地の70%以上集中)もやむを得ないと回答(世論調査)して、まったく変だ。
(2)現在、米国を代表する社会派映画監督のオリバー・ストーンさんが原爆投下、終戦の8月に合わせて来日中で、沖縄を訪れて「基地はもう沖縄に必要ない」(報道)と強調したが、その声が米国の大勢にならないことが、どこか変だ。
(3)尖閣諸島、竹島の領有権問題では中国、韓国と対峙して、いまだに3か国の新首脳同士の会談さえ行われずに、旧日本軍のアジア植民地支配の後遺症を引きずったままの終わりの見えない緊張関係は続いたまま68回目の終戦の日を迎えて、安倍首相は同式典で不戦の誓いを述べているがその目指す政治理念は核兵器使用禁止の世界共同声明への不参加であり、憲法改正による国防軍化であり、集団的自衛権の行使容認という右傾化志向で、唯一の被ばく敗戦国日本の世界平和に果たすべき使命に逆行するものだ。
(4)中東の春といわれて連鎖的に長年の独裁国家に終止符を打った北アフリカ、中東はその後のあらたな統治機構の混迷の中で民主化は進まずに、シリア、エジプト強権政府、軍主導の暫定政権と反抗勢力の対立が続き多数の死傷者を出して、政権内からの離脱も出て混迷は深まるばかりだ。
市民に多数の死傷者が出なければ双方解決への歩み寄りも見えない、世界の利害権力構造の悲劇を見ている。
(5)人間の生命を弄(もてあそ)ぶような非情はどちらも許されない。中東の悲劇の中には宗教対立による排他的な原理主義が根底にあり、双方歩み寄り、協調もむずかしいが、さらに豊富な天然エネルギー資源の占有を目論む大国主義が紛争解決に障害となっての悲劇だ。
政治イデオロギーの冷戦時代が終焉したあとは、宗教対立、エネルギー資源争奪の覇権主義の利害権力構造の悲劇が世界から平和を遠ざけて混迷に向かわせている。
(6)アジアは中国の巨大軍事化、北朝鮮の核保有化の危険要素はあるが、高い地域経済成長に支えられてミャンマーの軍事独裁国家も民主化が進み、火種は残しつつも平穏に向けて経済協調主義の流れは起きている。
アジアの安定とともにアフリカ大陸の安定が世界平和、経済安定に向けての原動力となるだろう。
日本を取り巻く国際情勢も、沖縄での米軍主導によるオスプレイの強行配備、米軍ヘリ墜落事故解明にも日本政府は有効な手段もないまま手も出せずに、米軍の思いのままに事故調査と並行して同型ヘリの飛行再開が決定して、沖縄は米国による治外法権化(extraterritorial jurisdictionism)している。
沖縄は日本であって日本でない屈辱、悲劇のままだが、国民の過半数がそれ(駐留米軍基地の70%以上集中)もやむを得ないと回答(世論調査)して、まったく変だ。
(2)現在、米国を代表する社会派映画監督のオリバー・ストーンさんが原爆投下、終戦の8月に合わせて来日中で、沖縄を訪れて「基地はもう沖縄に必要ない」(報道)と強調したが、その声が米国の大勢にならないことが、どこか変だ。
(3)尖閣諸島、竹島の領有権問題では中国、韓国と対峙して、いまだに3か国の新首脳同士の会談さえ行われずに、旧日本軍のアジア植民地支配の後遺症を引きずったままの終わりの見えない緊張関係は続いたまま68回目の終戦の日を迎えて、安倍首相は同式典で不戦の誓いを述べているがその目指す政治理念は核兵器使用禁止の世界共同声明への不参加であり、憲法改正による国防軍化であり、集団的自衛権の行使容認という右傾化志向で、唯一の被ばく敗戦国日本の世界平和に果たすべき使命に逆行するものだ。
(4)中東の春といわれて連鎖的に長年の独裁国家に終止符を打った北アフリカ、中東はその後のあらたな統治機構の混迷の中で民主化は進まずに、シリア、エジプト強権政府、軍主導の暫定政権と反抗勢力の対立が続き多数の死傷者を出して、政権内からの離脱も出て混迷は深まるばかりだ。
市民に多数の死傷者が出なければ双方解決への歩み寄りも見えない、世界の利害権力構造の悲劇を見ている。
(5)人間の生命を弄(もてあそ)ぶような非情はどちらも許されない。中東の悲劇の中には宗教対立による排他的な原理主義が根底にあり、双方歩み寄り、協調もむずかしいが、さらに豊富な天然エネルギー資源の占有を目論む大国主義が紛争解決に障害となっての悲劇だ。
政治イデオロギーの冷戦時代が終焉したあとは、宗教対立、エネルギー資源争奪の覇権主義の利害権力構造の悲劇が世界から平和を遠ざけて混迷に向かわせている。
(6)アジアは中国の巨大軍事化、北朝鮮の核保有化の危険要素はあるが、高い地域経済成長に支えられてミャンマーの軍事独裁国家も民主化が進み、火種は残しつつも平穏に向けて経済協調主義の流れは起きている。
アジアの安定とともにアフリカ大陸の安定が世界平和、経済安定に向けての原動力となるだろう。