(1)トランプ大統領がSNSで日本ではボウリングの球を自動車に向かって落とし、傷がついたら自動車は安全不合格としているとし、EUでも実施していると公言(報道)している。日本の場合は旧BMのゴルフボールで車体を傷つけて被害額を大きくして保険料を高く請求する手口もあるのでそのイメージかと思ったが、8年前の1次政権でも同じ発言をしておりその時はホワイトハウスが「冗談」と弁明した。
(2)トランプ大統領はトコトン追い詰めるためには架空の思いつきで何でもありのところがあるので、ゴルフボールはあっても吊るした鉄球を通り越してボウリングボールという発想も日本だけでなくEUも同列としているところから、米国の優越性を強調したい気持ちのあらわれのようだ。
ガザ地区の米国所有と似たところがある突拍子さではあるが、ガザ地区の米国所有はイスラエルとパレスチナ、ハマスを引き離す手段としては考えられないことはなく言ってみるもんだとは思える。
(3)ゴルフ好きのトランプ大統領としては旧BMのゴルフボール傷つけ問題が頭にあったのかもしれないボウリング発言だ。トランプ大統領はこんな感覚で関税発動をくり返しているのだから、日本政府も世界も関税対策、交渉をどれだけ真面目に真剣に考えたらいいのかむずかしいところで、それは日米安保条約でも米国は日本を守ることになっているが日本は米国を守らない不平等条約の発言がくり返されて、米軍基地の提供、経費負担、地位協定の不平等性は無視されている。
(4)1次政権での日本の核保有を認める発言も日本が米軍を守る手段として考えているのかもわからない。日米関税交渉ではそんな突拍子もない話が出ているのかまだ公表されていないのでわからないが、ボウリング談義につき合わされる交渉団も大変だ。
日本ではGWを迎えるが物価高で今年は住まいで過ごす人が圧倒的に多いという統計だ。日付の並びが悪く大阪万博も行かずノロウイルスの食中毒も多く、日本政府だけが米国を向いてボウリング談義では、コメ高騰、物価高、消費減税、手取りを早く対策できないものか石破首相の頭の中もボウリング並みでは困るだろう。