大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

トウモロコシからエタノールを得る

2008年07月23日 | Weblog





トウモロコシをバイオエタノールの原料とする場合は

トウモロコシの澱粉を糖化して、酵母が働ける状態に

する必要があります。

最近では、遺伝子組換えによって、エタノールの抽出

の適正を備えたハイブリッド品種が開発されて、普及

していて、エタノール生産の効率が上がっています。

糖化されたデンプンに酵母を加えて醗酵させてエタ

ノールを生成することになります。

トウモロコシの実の段階で、或いはデンプンの段階で

食用に回すのか、エタノール用にするのかが、食糧

不足を深刻化させるのか、否かの分かれ目となります。

しかし、エタノール生成に補助金が出ていることもあり、

食糧よりエタノールというのが現在の農家の主流です。

日本の場合は、遺伝子組換えトウモロコシは受入れ

しないために、なお更、価格だけでの問題ではなくて

絶対量として入手が困難になってきています。

ここでも、トウモロコシのみ以外の茎や葉のセルロース

を原料としてエタノールを精製する方向への取組が

本来あるべき姿だとし、実の部分を補助金まで出して

エタノール生成に回させることで、穀物相場を高騰させ

世界の食糧危機を深刻化させていると批判する意見

がありますが、この訴えも、石油高騰の代替燃料と

してのバイオマスエタノールへの期待の声の前に

消されてしまって、届かないのが現状です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?