大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

たばこ増税で皮算用

2008年07月17日 | Weblog





07年度には、2900億本のタバコが吸われています。

仮に1箱、1000円となれば、1本当り、35円の増収

となり、6兆1215億円もの税収増に繋がります。

実際に、1000円となれば、当然のことながら、たばこ

を吸うことは贅沢な嗜好となります。

喫煙人口、2670万人の人が、07年度で2900億

本のタバコを吸ったとするJTのデータから計算すると

一人当たり、一日に平均で30本余となります。

一箱1000円では、タバコ代に、一日1500円を出費

することになり、とても一般のサラリーマンにとっては

許されない金額となります。

昼ごはん代とコーヒー代、週一回の飲み会の金額も

タバコに消えると言うことになります。

昼ごはんだけは、と言う人にとっては、一日に10本で

辛抱などとなり、本数を減らす人やこの際、きっぱりと

禁煙に踏み切る人も、相当数でるでしょうから、税収は

皮算用通りには増収とはならないでしょう。

委員の人の中には、値上げに備えて、増収見込み額が

6兆余円の70%だとか、60%だとか、増収金額の

見込み計算に熱心な議員もいるようです。

仮に半減したとしても、3兆円の増収となり、これを

今年の社会保障関係予算額の21兆円余と比べれば

大きな金額であることがわかります。

道路財源のガソリン税のような目的税とされることは

無いでしょうが、社会保障関連などの目的税となれば

社会保障のために、たばこを買いましょう、などと

喫煙を勧める矛盾したことになってしまいますね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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