備えよ常に! 備えあれば憂いなし
韓国関税庁が発表した2024年上半期(1~6月)の
輸出入統計では、貿易収支が230億5,400万ドルの
黒字となり、13ヶ月連続で貿易黒字を記録した。
半導体、自動車などの主要品目の輸出が、
6月まで9ヶ月連続で前年同月比増となった
のが輸出増に貢献した。
主要品目の半導体が50.4%増と大幅増となった
ほか、電気・電子製品が前年同期比30.2%増に。
政府は、2024年通年で過去最高の輸出実績を
達成するという目標に近づくと好調さを強調。
だが、日を追って激しくなる中国のダンピング
輸出攻勢で、韓国の主要な重厚長大産業は
壊滅的な危機に晒されており、韓国の輸出に
暗雲が垂れ込める。
半導体や自動車と並んで、輸出の主要品目の
石油化学産業を始めとする鉄鋼・太陽光・
ディスプレイ・電気自動車(EV)・二次電池など
6つの主要業種は既に中国製品に圧され劣勢に。
中国が主要市場であった石油化学製品は、
中国の自給率向上政策で、既に韓国製品を
必要としないレベルに達して戸口が塞がれた。
中国が2024年に入り半導体、自動車、造船、
太陽光など主要品目の輸出価格を40~60%も
引下げて、韓国製品市場を浸食している。
非メモリー半導体への切り替えに乗り遅れ、
依然、メモリー半導体を主力としている半導体
業界は、既に品質向上が著しい中国製品に
圧されて、価格競争で劣勢に追い込まれている。
韓国経済の大黒柱、[サムスンがこけたら
韓国がこける]といわれているサムスン電子が
成長軌道に乗れず前途に懸念が広がる。
社運をかけて米国内に建設した非メモリー
半導体工場は、品質レベルの低さ、歩留まりの
悪さから、米国大手の[エヌビディア]などから
見放されて窮地にあるとされる。
自動車産業も、内燃機関自動車輸出が、中国の
国を挙げて支援するEVのグローバル化の波に
飲まれて、価格競争でも東南アジア市場などで
劣勢を強いられる雲行きになってきた。
[人類無形文化遺産]に登録されてた韓国自慢の
キムチも、既に中国からの輸入量が輸出量を
上回り、市中の食堂や流通市場では中国製に
駆逐されて、自家製食品に名残を残すのみに。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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