石油の先物価格は、150ドル目前まで高騰を続けて
いて止まるところを知りません。
この石油の代替燃料としてバイオマス燃料に注目が
集まり、特にトウモロコシから生産されるバイオエタ
ノールに関心集まっています。
単なる燃料としてではなく、特に、地球温暖化対策の
切り札としての看板を背負わされています。
バイオ燃料は、原料となる植物が、成長過程で多量の
二酸化炭素を吸収するため、燃焼する際に発生させる
二酸化炭素の量とは差引ゼロの勘定となることで、
地球環境に優しい燃料であると、持て囃されています。
また、バイオ燃料の生産過程で出てくる、廃棄物や副
産物などは、植物であるために自然界に存在している
バクテリアによって分解されるために、地球環境を汚染
したり破壊することはないとされています。
バイオエタノールの生産が奨励され、また石油の代替
燃料として期待されているのは、生産拡大の前提条件
である環境に対してマイナスの影響を与えないこと、
環境にたいしての負荷がゼロ、在っても小さいことが
環境にたいして優しい燃料であることの優位性を 備えて
いるから、切り札として受け入れられているのです。
しかし、バイオエタノール生産の大規模化が進むアメリカ
では、環境への負荷が大きく、悪影響を与えている
ことが明らかになってきました。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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