大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

環境に優しいバイオ燃料に?

2008年07月11日 | Weblog






石油の先物価格は、150ドル目前まで高騰を続けて

いて止まるところを知りません。

この石油の代替燃料としてバイオマス燃料に注目が

集まり、特にトウモロコシから生産されるバイオエタ

ノールに関心集まっています。

単なる燃料としてではなく、特に、地球温暖化対策の

切り札としての看板を背負わされています。

バイオ燃料は、原料となる植物が、成長過程で多量の

二酸化炭素を吸収するため、燃焼する際に発生させる

二酸化炭素の量とは差引ゼロの勘定となることで、

地球環境に優しい燃料であると、持て囃されています。

また、バイオ燃料の生産過程で出てくる、廃棄物や副

産物などは、植物であるために自然界に存在している

バクテリアによって分解されるために、地球環境を汚染

したり破壊することはないとされています。

バイオエタノールの生産が奨励され、また石油の代替

燃料として期待されているのは、生産拡大の前提条件

である環境に対してマイナスの影響を与えないこと、

環境にたいしての負荷がゼロ、在っても小さいことが

環境にたいして優しい燃料であることの優位性を 備え

いるから、切り札として受け入れられているのです。

しかし、バイオエタノール生産の大規模化が進むアメリカ

では、環境への負荷が大きく、悪影響を与えている

ことが明らかになってきました。


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