大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

アメリカも環境破壊国の仲間入り

2008年07月13日 | Weblog






自然に優しいバイオエタノールは化石燃料の石油に

替わる期待の星として持て囃されていますが、アメリカ

で起こっているのは、大規模な河川や海域の汚染です。

中南部のトウモロコシなどの生産地帯を流れる河川は

バイオ燃料の生産工場から処理されないままに排出

アンモニアやグリセリンなどを含む搾りかすの廃液に

より、魚介類の住めない河川となってしまっています。

また、トウモロコシなどの生産のために使用される過剰

な窒素肥料がミシシッピ川などを経て、メキシコ湾に

流入して、大量の窒素酸化物となり海域汚染を引き

起こしています。

窒素酸化物のために多量の藻が発生し、これらの藻

が死滅後に堆積してヘドロ化しています。

こうした死の海、デッドゾーンが近年、拡大を続けて

いる様は、中国の渤海湾の死の海化にも決して劣ら

無い状況を含んでいます。

ブッシュ大統領のエネルギー政策法の下、バイオエタ

ノール増産にまい進するアメリカ農業のが背負う穀物

価格高騰や食糧不足問題と共に、もう一つの環境破壊

という大きな課題を背負っているのです。

資源活用のバックアップ態勢の 備えが無いまま突っ走る

金儲け優先の市場主義のツケが、アメリカ農業政策の

背にのしかかっていることを早く気付いて対応をしな

ければ、米中は世界の環境破壊の元凶とされる日が

来るのも遠くはないことでしょう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?