11月28日に発表された韓国銀行(韓国の中央銀行)
による発表では、対外債権債務の9月末の帳尻が、
暫定値ながら純債務国になりました。
2000年1~3月期の58億4000万ドルの債務超過
以来、8年半ぶりの悪夢の再来です。
韓国が持つ外国の債権よりも、韓国が負う債務の方が
多い借金国になったということです。
昨年から止まるところを知らない通貨ウオンの下落で、
最近、特に懸念されていたことですが、やはり、すでに
陥っていたことになります。
27日には、外貨の積み増しに 備えて、FRBとスワップ
取引(通貨交換)で、40億ドルを調達したばかりですが、
この暗いニュースで、先行き一段の波乱も予測されます。
発表では、268億ドルの大幅な債務超過になっています。
しかし、船舶などの長期の前受金や為替ヘッジの金額
など将来の返済(マイナス)となる金額を引けば、韓国の
現実の対外債権は861億ドル(葯8兆2500億円)ほどの
プラスであるから大きな心配は要らないと楽観している
論評も報じられています。
債務超過になったもっとも大きな原因は外国人が所有
する韓国の株式が大幅に売り越になっているからである
と断じて居ます。
なぜ株式が売られたのかが問題なのであり、それは
韓国経済に横たわる根強いインフレーションの進行と
アメリカの住宅バブルを遙かにしのぐ住宅・不動産などの
バブルによる経済状勢の不安の深刻化、消費の落込み
などによるスタフグレーション化があるからです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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