大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

多収穫米からバイオエタノールを

2008年07月24日 | Weblog




東北地方では、作付けの規制が無い多収穫米を別途

に生産して、収穫したコメからエタノールを生産して、

耕運機などに燃料にする取組が始まっています。

休耕田で食用米と区別すれば、多収穫米の作付け

には規制がありません。

多収穫米は一般の食用米の倍ほどの収量がある米

ですが、食用米と同じような手間や経費をかけ、また

バイオエタノール製造プラントを建設して採算が合う

のかが、もっとも大事な問題点です。

ブラジルなどから輸入されるバイオエタノールの価格

に対抗するには、多収穫米の原価を1キロ当り20円

程度に抑える必要がありますが、現状では60数円と

試算されています。

しかし、手間のかかる現在の食用米の生産方法を抜本

的に合理化して、直播で、肥料や農薬を減らし、稲わら

を飼料にし、バイオエタノールの抽出の後の搾りかす

も化粧品の原材料や家畜の飼料にするなどすれば

大幅なコストダウンは可能だとしています。

この場合も、コメ作りは国の農業政策の基本政策で

あるから休耕田の利用も緊急時に備えた水田の確保

と保全の持つ意味は大きいとしています。

また同時に、国策の一環としてコメ製エタノールの生産

を国が政策で主導権をとりエタノール製造プラントを

建設して、エタノール自給を目指すべきだとしています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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