大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国 4~6月期GDP 前年比4・7%へ急落

2024年07月26日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        





中国では、昨年に開催すべきであった習政権

3期目の主要な経済政策を討議する[3中全会]が

7月15日から開催された。

この日に予定されていた中国国家統計局に

よる2024年4〜6月の国内総生産(GDP)成長率の

発表は、何故か記者会見を開かずにWebによる

発表に切り替えられた。

[3中全会]開催の最中に発表して、記者の質問を

受けるには都合が悪い数値なのだと想像されて

いたが、結果はやはり都合が悪すぎる内容だった。

物価の変動を調整した実質で前年同期比で

目標の5%前後増を下回る4・7%増に止まった。

市場予測平均の5・1%を下回っていた。

これでは、3中全会で経済成長目標を討議して

いる最中では要因説明は出来なかったのだ。

前年同期比ではなく、前期比で0.7%増であり、

西欧式の年率換算では2・83%増に止まる。

5%前後どころではない成長率の鈍化である。

3%以下に止まったことは、中国経済を襲って

いるが不動産バブル崩壊後の景気停滞による

需要喪失の深刻さを示すと専門家は指摘する。

通常、西欧諸国では内需の柱である個人消費が

GDPの50%を超えているが、中国では2022年度

では37・1%に止まり、インフラや設備投資・

住宅投資など固定資産投資(総資本形成)が

43・29%と極端に高く、不動産開発などの

落込み、停滞がGDP成長率の足を引っ張る。

固定資産投資を重視して個人消費を軽視している

習近平が進める政策の結果であり、この先、

買い控えやより安価なものを求める流れが

定着し、個人消費の伸びの頭が抑えられると、

5%成長は絵に描いた餅になる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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