世界保健機関(WHO)は、1946年に開催された
国際保健会議が採択した世界保健憲章に
基づいて設立された。
その目的には、「すべての人々が可能な最高の
健康水準に到達すること」とある。
また、主要事業活動の中に、感染症及び
その他の疾病の撲滅事業の促進がある。
この趣旨に沿って、武漢ウィルスの起源の
究明と感染拡大の経緯を調査することが
世界各国から求められた。
5月に、世界のWHO加盟国の130ヶ国以上に
よって、「この動物由来ウイルスの起源と
人間への感染経路を特定する」とするとした
決議が支持された。
この決議に基づいて、WHOは2人組のチームを
中国に派遣した結果について、「先般、ウイ
ルスの起源に関する調査の下準備のために
中国で3週間の任務を終えた」と報告した。
しかし、調査チームは、起源究明のために
不可欠な拡散したウィルスが最初に出現した
武漢市やウィルスが備えていた遺伝子配列と
96%一致するウイルスを保有していたとする
キクガシラコウモリが棲息する雲南省への
立ち入りを中国政府が許可せず、滞在期間中
北京市内から出させなかったという。
ウィルスの起源に関する確証を把握させない
ためのあからさまな妨害行為であり、世界
からの責任追及をかわし、責任の所在を
有耶無耶にするための卑劣な対応だった。
甚大な被害を被っている世界の国々や人々は
WHOの無力さを嘆くしかないのか。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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