都市生活で廃物として出てくるもので、最終的な産物
となれば、建築や工事のガレキ類と家庭などからの
ゴミに加えて、下水汚泥でしょう。
共にリサイクルには相応のコストをかけねばならない
のが都市での頭痛の種です。
神戸市では、年間処理量が2億m3下水を嫌気処理
する際に発生する消化ガスの再利用に、長年取り組ん
できました。
下水処理場に集められた下水の汚泥に、嫌気性の
微生物、バクテリアを働かせて有機物を分解させます。
このときに発生してくるガスを消化ガスといい、その成分
は大まかに、メタンガスが60~68%、二酸化炭酸が
35~40%、その他の硫化水素などが1%ほど含まれ
ていて、燃焼させた場合の熱量は、6000Kcal/m3
程度とされています。
神戸市では、従来は、このガスを処理場内の燃焼用と
暖房用に使用し、残りは焼却していました。
新たに、ガスの精製装置や、ガスタンク、ガス供給用の
ステーション設備などを
target="_blank">備えて、ガスをエコガスとして
利用する事業を立ち上げました。
メタンガス濃度を98%にまで高め、一日に2000m3
のガスの供給能力を確保して、「こうべバイオガス」と
と名付けて、市バス40両を走らせています。
全国各都市でも、汚泥から発生する消化ガスの利用化
が急ピッチで進んでいます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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