大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

バイオガスのバスが走る

2008年07月01日 | Weblog





都市生活で廃物として出てくるもので、最終的な産物

となれば、建築や工事のガレキ類と家庭などからの

ゴミに加えて、下水汚泥でしょう。

共にリサイクルには相応のコストをかけねばならない

のが都市での頭痛の種です。

神戸市では、年間処理量が2億m3下水を嫌気処理

する際に発生する消化ガスの再利用に、長年取り組ん

できました。         

下水処理場に集められた下水の汚泥に、嫌気性の

微生物、バクテリアを働かせて有機物を分解させます。

このときに発生してくるガスを消化ガスといい、その成分

は大まかに、メタンガスが60~68%、二酸化炭酸が

35~40%、その他の硫化水素などが1%ほど含まれ

ていて、燃焼させた場合の熱量は、6000Kcal/m3

程度とされています。

神戸市では、従来は、このガスを処理場内の燃焼用と

暖房用に使用し、残りは焼却していました。

新たに、ガスの精製装置や、ガスタンク、ガス供給用の

ステーション設備などを
target="_blank">備え
て、ガスをエコガスとして

利用する事業を立ち上げました。             

メタンガス濃度を98%にまで高め、一日に2000m3

のガスの供給能力を確保して、「こうべバイオガス」と

と名付けて、市バス40両を走らせています。

全国各都市でも、汚泥から発生する消化ガスの利用化

が急ピッチで進んでいます。

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