バイオマス燃料では更新国の日本でも、堺でE3の
バイオガソリがテスト販売されていますが、首都圏でも
連休前には50のスタンドで発売が開始されました。
しかし、まだガソリンに混合するバイオエタノールの
ETBEは、全量をブラジルからの輸入に頼らざるを
得ません。
日本国内でもバイオエタノール生産に向けての取組が
始まっていますが、アメリカでは、すでに国策として
トウモロコシなどからのエタノールの大規模な生産が
始まっています。
ブッシュ大統領は、バイオエタノールの増産に備えた
エネルギー政策法を制定し、2012年までに、バイオ
燃料にするバイオエタノールの使用量を、毎年、75億
ガロン(2850万キロリットル)と定めました。
更に、17年までには、使用量を350億ガロン(1億
3300万キロリットル)とした目標を掲げています。
このように急激な拡大方針を明確にして、生産農家に
対する補助金の額を大幅に増額しました。
05年では、49億ガロンのバイオエタノールの生産
に対して、70億ドルの補助金を拠出しています。
これは、1ガロン(3.8リットル)当り、51セント
(1リットル当り、約14.2円)になります。
トウモロコシ農家は競って、バイオエタノール生産用の
トウモロコシの作付けに走っているために、遺伝子
組換えでないトウモロコシの入手難となり、価格が高騰
しています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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