大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

米連邦住宅公社支援策が成立へ

2008年07月27日 | Weblog






アメリカ国内の信用力の弱い人に貸し付けられた住宅

ローン(サブプライムローン)の焦げ付き問題が、市中

の金融機関だけで止まらず、政府系の住宅公社にまで

拡大して、公社が重大な危機を迎えています。

問題なのは、これらの公社の醗酵した債券のうち、

葯160兆円が海外で保有されていることです。

当然のことながら、日本の金融機関も多額の債券を

保有しており、公社の危機の行方が懸念されています。

米連邦住宅公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付

抵当公社(フェデイマック)の2社は、保有するサブ

プライム関連の住宅債券価格の暴落で破綻の危機に

直面しています。

破綻した場合には、米連邦政府系であることに加えて

海外への影響も非常に大きいために、米政府は2社

の不測の事態に備えた、特別融資や資本注入をして、

破綻を食い止めるための努力が続けられています。

日本国内で大手銀行に資本注入がされた時と同様に

国民の税金を使うことへの反対意見も強く、混乱が

続いていました。

住宅公社二社に対する支援策や住宅ローンの借り手の

救済策を盛り込んだ法案は、23日の下院通過に続いて

26日に、上院で可決されました。

支援策表明から、2週間足らずで、ブッシュ大統領の

署名を経て法案は成立する見通しです。

これで、多額の米住宅公社の債券を保有している

国内の金融機関も取り敢えずは、多額の損失計上を

迫られないので安堵していることでしょう。

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