中国製の衣料品、特に直接肌に触れる下着類や
Tシャツなどを下洗いせずに、購入したままで
着ると肌に発疹が出来たり、かゆみが出たりする
ことが指摘され、染料に問題があるとされて来たが
依然、改善されず今日まで続いている。
欧米でも高まる危険性を備えた染料の衣類や
玩具類への使用への不満は解消されていない。
年初来、中国から欧米や日本向け輸出の落ち込み
歯止めに備えた対策として、広東省や浙江省などの
衣料品類の産地では、製品の安全性検査を実施。
浙江省の検査結果では、実に50%の服類が安全
基準を満たしていないことが報告されている。
広東省は子供服の総生産量の3割強を占めて
いる一大産地だが、最近5年間で安全基準を満た
している製品は約60%に過ぎないという。
特に、問題なのは発がん性を備えた芳香アミンが
広範囲に検出されていることだ。
広州市工商局の検査例では、「SNOOPY (スヌー
ピー)」などのブランド品にも「芳香アミン」などの
発ガン物資が、規定の10倍以上含有されていた。
専門家は「芳香アミン」は人体に有害な染料で、
長期間接触すると発ガンの危険性があり、その
潜伏期間は、約20年間と指摘している。
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