中国国家外貨管理局が発表した2018年1~6月の
経常収支は、283億ドル(約3兆1500億円)の
赤字だった。
経常収支は、海外との総合的な取引状況を表し、
貿易収支・サービス収支・所得収支(海外投資から
得た利子や配当など)を合計したもの。
貿易収支は、世界の工場としての生産能力を
備えているため、安定的に黒字を続けている。
2016年は5097億ドル(約57兆円)、2017年も
4215億ドル(約47兆円)の黒字で、そのかなりの
部分が、問題になっている対米黒字。
だが、2018年1~3月の経常収支がおよそ17年
ぶりに赤字に転落し、4~6月は黒字となった
ものの、1~6月の上半期では赤字となった。
貿易収支は順調に黒字基調を備えているが、
逆に「サービス収支」の赤字が拡大が赤字の原因。
サービス収支の赤字の主な原因は、中国人に
よる海外旅行の増加による「旅行収支」の悪化。
中国経済の成長に伴い、国民の生活は豊かに
なり、海外への旅行熱が高まっている。
更に、購買力を備えた国民の品質の高い海外
製品に対する需要が高まり、爆買いをする。
この結果、旅行収支の悪化が、経常収支の
赤字化につながったと分析されている。
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