備えよ常に! 備えあれば憂いなし
京都大学発のスタートアップ企業[エネコート]で
進められている太陽電池[ペロブスカイト型
太陽電池]の開発による計画では、2026年にも
量産工場を稼働させるという。
トヨタはエネコートに出資すると共に、23年
から車載向け太陽電池を共同開発してきた。
曲面に加工しやすいペロブスカイトの特性を
生かし電気自動車(EV)の屋根やボンネットに
搭載する計画だという。
車載向け太陽電池を搭載したEVは、計算上は
年3000Km走行分を発電し、近距離走行なら
充電がほぼ不要なEVも実現できるとしている。
商品化が実現した暁には、世界のEV販売
市場が一変するほどの大きな影響力を持つ。
エネコートは日揮HDやKDDIと、建物や携帯
電話基地局に太陽電池を取り付ける実証実験を
進めているほか、用途に合わせた開発で
利用促進を図っている。
ペロブスカイトは、ヨウ素と微量の鉛などを
使った特殊な結晶構造を持つ化学材料であり、
フィルムやガラス上に結晶を組成できる。
特に、原料となるヨウ素は日本国内に豊富に
存在するため、シリコンを使う従来型の太陽
電池よりも生産コストを引き下げが可能。
ペロブスカイト型太陽電池の世界市場は
40年に2兆4000億円と23年の65倍に拡大する。
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