大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中國 膨大な過剰設備のEV企業淘汰が始まった 

2024年07月24日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        





中国国内の自動車生産設備は、既に5000

万台に達している。

販売台数を、2000万台も上回る過剰設備を

抱えていることになる。

24年に入って、欧米では中国車の乱入阻止に

備えた関税率の大幅引き上げが行われた。

中国国内では、1~5月の販売実績では、

24年度の年間販売台数2800万台のペースの

好調さを見せている。

この中で、特に顕著なのがEVやプラグイン

ハイブリッド車(PHV)など新エネルギー車で

前年同期間比で30%を超える売れ行きを見せる。

新エネルギー車の輸出の伸びは、既に欧米の

輸入規制の影響も現れてきているのか、

13・7%の増に止まって約52万台。

この新エネルギー車を生産する企業数は

約50社とされ、各社が政府の補助金を源に

生産拡大、設備増強にしのぎを削っている。

だが、工場の操業度は4割止まりとされ、

既に大幅な過剰設備の状態にある。

最近になって、価格引き下げ競争も激化し

付いて行けなくなった新興企業から脱落社が

出始めており、最終的には数社、あるは

3社が生き延びることになるだろうとされる。

その中で、製造会社や各地方政府の計画を

合算した場合、25年の新エネ車の生産能力は

3600万台規模に達すると報告されている。

1~5月の生産実績がおよそ393万台あるから

このペースで行けば24年度は950万台弱と

なり、2年ほど先の3600万台は、どう見ても

膨大な過剰設備だとしか言いようがない。

工場から溢れ出てくる新エネ車は、今後

行き先を求めて日本や東南アジアなどへ

流れ込むことになるだろう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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