2012年2月、欧州連合(EU)はギリシャに対する
1300億ユーロ(約14兆円)の第2次財政支援を
決定して、ギリシャは土壇場で破綻を回避できた。
4月にEUは、今後の想定される信用不安に備え、
通貨制度(EMS)の貸付枠を金融安定基金(EF
SF)2000億ユーロと合わせた5000億ユーロから
7000億ユーロに拡大し、一時は安定が見られた。
4月27日、S&Pはスペインの国債格付けを
一気に2段階引き下げて、AからBBB+とした。
理由は、4年前の不動産バブル崩壊後の景気
回復が遅れており、今後の財政再建に備えた
取組みに対し懸念が大きくなったためとしている。
折しも、スペイン統計局が発表した今年の1~3月の
雇用統計では失業率が前四半期(2011年10月~
12月の22.9%より更に悪化し、24.4%となった。
25歳未満の若者層では50%超だという。
スペインの引起す信用不安の衝撃は経済規模の
大きさからしてもギリシャの比ではない。
今後想定されるEMSによる支援必要対象は
アイルランドとポルトガルの第二次支援、ギリシャ
への第三次支援と想定されているスペインの
金融関連部門への第一次に続く第二次支援だ。
これから波状的に必要となる支援に備えた
資金量が5000億ユーロでは足りそうにない。
場当り的な資金手当てで混乱を拡大しないために
米国など幾つかの国は2兆ユーロ規模の資金枠で
次に備えるべきとしたが聞き入れなかったEUは
果して自前で片が付けられるのだろうか。
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