大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

米 海外の石油先物取引にも監視の目

2008年07月10日 | Weblog






6月22日に、サウジアラビアのジッダで開催された

OPEC加盟の石油産油国と消費国やメジャーなどの

代表が参加し会議では、アメリカのエネルギー担当の

長官が、OPEC側が石油を増産せず、また、増産する

余力を持っていないのが、石油高騰の原因だと主張

しました。

これに対して、OPEC側が、石油の供給は充分であり

高騰しているのは消費国側の責任だと主張しています。

ドル価値の下落や、投機資金の過剰な流入、あるいは

イスラエルのイラン攻撃計画などといった供給量とは

関係ない消費国側の投機的な要素によるものだと

反論しています。

ファンドが目に余る投機的な行動をとっているのは

自明であり、米商品先物取引委員会(CFTC)も、行き

過ぎた投機的の行動の抑制に備えて、ここへ来て、

対応を打ち出し、厳しい目を向け始めました。

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイの取引所に、原油

先物取引の大口売買状況については、米国国内の

取引所と同様の報告を求めています。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の

WTI先物取引について、米議会のCFTCの監視の行き

届かない海外での投機を指摘したことに基づくものです。

すでに米国内の取引所で上場されている商品に連動

する商品を、米投資家が直接売買できるようにする

場合は、CFTCの認可取得を義務付けて、投機的な

売買活動を監視しようとするものです。

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