備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中國の不動産開発企業の最大手、碧桂園が
8月6日に社債2本の利払いを履行できなかった。
高利回りを謳って、多くの富裕層や企業など
から多額の資金を集めて運用している信託
会社は、シャドーバンク(影の銀行)としての
大きな役割を果たし、不動産投資部門でも
存在感を示して来た。
8月上旬、中融国際信托が運用している投資
商品に対する利払いが出来なかったことが判明。
中国信託業協会によると、中国国内信託会社の
資産は3月時点で約2兆9000億ドル(約422兆円)。
このうち約72%は、富裕層や企業に投資商品を
販売する融資信託が保有している。
2019年半ばには、融資信託の資産の約15%が
不動産に投資されていたが、不動産バブルの
崩壊と共に、多くの融資信託は不動産への
投資を縮小した。
2019年以降は、不動産投資残高は62%減少し、
融資信託の総資産に占める割合は、23年3月
時点でわずか7・4%にまで減少している。
それでも金額は約1560億ドル(およそ22兆円)と
依然膨大な金額となっている。
中國政府が、シャドーバンクの野放図は
拡大と不透明性に危機感を抱いて、取締り
対象としたため、規模はそれなりに縮小。
だが、以前として信用度が低く、資金力の
脆弱な地方の不動産開発業とは地方政府と
共に密接に繋がる時限爆弾との指摘も。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?