大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

日本の期待のバイオ燃料生産技術

2008年07月14日 | Weblog





アメリカのエネルギー政策法のベースはトウモロコシ

の大規模生産とバイオエタノール抽出のための工場

設備という農業と工業の連結がベースになります。

食料となる穀物を消費し、環境を汚染する工場で政策

を推し進めるのでは、環境に優しくないことになります。

人間社会の生活サイクルの中から出てくる廃材や副

産物、生育している草木や海草などの植物性の材料

である有機資源・バイオマスを利用してバイオ燃料を

得るのが最も理にかなったことです。


シロアリが体内に住んで、セルロースを分解している

微生物の研究や有機資源を高温・高圧化で熱分解

する方法などの研究も進んでいます。

ホンダと地球環境産業研究機構(RITE)は稲藁等の

植物廃材などの植物質・セルロースを一回に処理して

エタノールを得る技術が開発されました。

有機資材を選ばないことに加えて、一回の工程でエタ

ノールが得られることに期待がかかります。

大量生産が可能になれば、稲わらの場合は、1キロ

グラムから、約0.4リットルのエタノールが得られます。

エタノール1リットル当りの生産コストは30円程度です。

2007年4月に、RITE内に実験プラントが建設され

2010年の実用化に備えて、実証試験が進められて

います。

ホンダ車内では、エタノールを燃料にする自動車の

開発も並行して進められています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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