大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

サトウキビからエタノールを得る

2008年07月21日 | Weblog





サトウキビは、醗酵させるとエタノールが得られる糖分

を多く含んでいるのみならず、廃材の利用にもプラス

面を備えていて、バイオマスエタノールの原料としては

適しています。

工程では、サトウキビを搾った時の絞り汁を、そのまま

醗酵させるのではなくて、精糖を精製分離した後の

モラセスと呼ばれる廃糖蜜が醗酵の原料になります。

このモラセスに酵母を加えて醗酵させてエタノール

溶液を得て、蒸留して濃縮します。

製造工程で出る搾りかすのバカスは工場の熱源の

燃料に利用されています。

製糖やエタノールを生成する工場の必要な熱源を

超えるエネルギーが得られ、余剰分は、発電に利用

してる工場もあります。

しかし、蒸留廃液のビナスは高温の上、強酸性であり、

高BODの廃液であるために、河川に流入すると深刻

な河川汚染を引き起こす公害源となります。

最近は、他の廃液などで希釈して肥料として再利用

する取組が行われています。

日本の商社がブラジルの国営企業と合弁でブラジル

国内数箇所に建設するバイオエタノール燃料の工場

建設計画では、発電計画もセットで入っているようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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