4月27日から、首都圏の50のスタンドでバイオガソ
リンの販売が始まりました。
価格はレギュラーガソリンと同じで、エンジンなどの
構造もそのままで燃焼利用することになります。
今年は、17万キロリットルを販売する予定ですが、
2010年には全国展開して、ガソリン販売の20%を
このバイオガソリンに拡販する予定です。
バイオガソリンはバイオエタノールに石油ガスを合成
した「ETBE」を、ガソリンに混合して造られますが
現在は国内では製造されていないために、石油元売り
がブラジルなどから全量輸入しています。
当面は輸入に頼らざるを得ませんが、2009年から、
バイオガソリンの原料となる「ETBE」を国内で量産
する計画です。
当初の計画では、年産10万キロリットルですが、将来
は、全国的なバイオガソリン販売の展開に備えて、
全国各地のバイオエタノール原料の生産地に近接した
地域で工場が設けられることになるでしょう。
環境省では、2030年までに、国内で販売される全て
のガソリンをバイオガソリンに替える計画です。
混合比率は、バイオエタノールが10%のE10です。
この場合には、バイオエタノールの熱量は、レギュラー
ガソリンの65%ほどですから、E10では熱量はガソ
リンのみの場合に比べて、6.5%落ちることになります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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