備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中国の自動車販売台数は、2017年におよそ
2890万台を記録したが、その後3年連続で減少。
しかし、22年にはおよそ2690万台と前年比で
2%余りの増加となった。
この伸びには、EV車の販売増が大きく貢献。
22年のEVの販売台数が、前年比で実に93.4%
増の688万7,000台と21年の約2.6倍に続いて
大幅に増加した
中国国内販売台数のおよそ4分の1をEV車が
占めるまでに急増。
溢れ出たEV車は、EU諸国にも流れ出て、
EU当局は中国政府のEVに対する補助金政策を
問題化し、調査に乗り出す事態に。
このEV車の急増は、国内でも大きな問題に
ぶっつかっている。
受け皿を整えることを後回しにした結果だ。
7月末から8月2日にかけて、北京市や河北省を
襲った豪雨により、北京市内を始め各所で
大規模な内水氾濫による冠水が発生し、
多くの車が水没した。
この中には当然、多くのEV車が含まれていた。
バッテリーやエンジン回りの水濡れは、
発火や時には爆発事故に結び付くために
エンジンの再稼働には危険を伴う。
だが、圧倒的に少ないのがEV車の修理の
技術資格を持っている修理技術者。
また、一般のガソリン車の修理工場では
400ボルトや800ボルトとされる非常な
危険性を備えるEV車には手が付けられない。
修理だけでなく、保守点検でも普通車の
3倍のコストがかかるとされ、EV所有者は
ランニングコスト増で、環境への貢献の
前に、維持することに悩むことに。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?