国際エネルギー機関(IEA)は2017年11月、
太陽光発電が2040年までに多くの国や地域で
最も低コストのエネルギー源となり、低炭素
型電源の設備容量として最大になる可能性を
備えているとの見通しを発表した。
報告書は、トレンドとして、
①再生可能エネルギーの急速な導入と低
コスト化、
⓶二次エネルギーとしての電気システム拡大、
⓷エネルギー分野の主なト中国における
経済のサービス化とそれに伴うクリーン
エネルギーの成長、
④シェールガスとシェールオイルによる
米国のガス・石油市場における影響力復活
の4つを挙げている。
全世界のエネルギー需要は以前よりも緩やかに
増加するものの、2040年までに30%拡大する。
年平均3.4%の成長率を備えたグローバル経済、
現在の74億人から2040年に90億人以上へと
増加する世界人口を背景とした都市化の傾向が
その背景にある。
電力需要の伸びは、中国とインドで今後共
急速な伸びを続け、それを支えるのが太陽光
発電で最大の電源になるとIEAは見通している。
根底には、太陽光発電コストが今後、急速に
下落することで太陽光が最も安い電源となる。
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