07年度には、2900億本のタバコが吸われています。
仮に1箱、1000円となれば、1本当り、35円の増収
となり、6兆1215億円もの税収増に繋がります。
実際に、1000円となれば、当然のことながら、たばこ
を吸うことは贅沢な嗜好となります。
喫煙人口、2670万人の人が、07年度で2900億
本のタバコを吸ったとするJTのデータから計算すると
一人当たり、一日に平均で30本余となります。
一箱1000円では、タバコ代に、一日1500円を出費
することになり、とても一般のサラリーマンにとっては
許されない金額となります。
昼ごはん代とコーヒー代、週一回の飲み会の金額も
タバコに消えると言うことになります。
昼ごはんだけは、と言う人にとっては、一日に10本で
辛抱などとなり、本数を減らす人やこの際、きっぱりと
禁煙に踏み切る人も、相当数でるでしょうから、税収は
皮算用通りには増収とはならないでしょう。
委員の人の中には、値上げに備えて、増収見込み額が
6兆余円の70%だとか、60%だとか、増収金額の
見込み計算に熱心な議員もいるようです。
仮に半減したとしても、3兆円の増収となり、これを
今年の社会保障関係予算額の21兆円余と比べれば
大きな金額であることがわかります。
道路財源のガソリン税のような目的税とされることは
無いでしょうが、社会保障関連などの目的税となれば
社会保障のために、たばこを買いましょう、などと
喫煙を勧める矛盾したことになってしまいますね。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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