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浸かるミステリー2本・・・BBC・フランス発

2022年10月10日 | 喜怒☆楽

「刑事シンクレア~シャーウッドの事件」 イギリス

制作・脚本 ジェームズ・ブラハム

弓矢で射られて殺害された事件発生。その後次々に犠牲者が・・・。

この事件を解いていくにはこの地域特有の複雑な歴史から遡っていかなければならなかった。

1980年代、炭鉱労働者間の闘争に警察が介入し凄絶な現場となった地域。その後今に至るまで

ストを抜けた者貫いた者同士での陰湿な空気が漂う街。

その住民の中に入り込んだ当時の警察関係のスパイが今でもこの街で暮らし監視しており、犯人はそのスパイを

狙っているという想定の元捜査は動く。

指揮を執るシンクレア刑事正にデヴィッド・モリッシ。

その相方にケヴィン警部補ロバート・グレンスター

被害者の妻レスリー・マンヴィル(この人がとてもいい味なんです)

他に 

あげたらきりがないほど存在感のある演技巧者が揃っている(彼らの若い時代を描いた役者たちもとてもいい)

~6話まで各話丁寧にそれぞれの人物像、時代背景を掘り起こして描いている。殊に5話は秀逸(6話まで)

ミステリーなので詳細は避けるが。好評でシーズン2制作決定との情報あり。重厚な作品です。

 

もう一つは「アストリッドとラファエル~文書係の事件簿」フランス

この作品、タイトルで損をしているような気がするのだがいかにもありきたりな。

アストリッドサラ・モーテンセン

犯罪資料局で働いている。自閉症である彼女はその長けた能力で異才を放ち犯罪を解明していく。

なにしろ資料を読み解く能力が凄い。その読み解く過程を描いている画面が大好物だ潜在的にもっている思考回路が非常に役に立つ。

拘りが強く出てしまう面はこの人ラファエル刑事ローラ・ドヴェールが側に居ることによって安心を得る。

アストリッドをずっと見ていたくなる。独特の感情表現・しぐさ・潔癖な思考。

アストリッドがよく相談する友人トマの言動も聞き逃さないように。この人はあっさりとだがとても大事なことを言う。

(シーズン3は少々外したかな)

この作品も好評でシーズン4を制作決定しているようだ。

 

CS放送AXNミステリーは”一挙放送”が多いので録画して後で見ることになるのだが、面白い作品はついつい後を引く。

週末の夜から見始めてそのまま朝まで見たい欲求を我慢して、翌日早朝から最後まで一気に見る・・というパターンとなる。

「刑事シンクレア」は~6話までだったが「アストリッド・・・」はシーズン3(全26話)まであったので、

もう止まらずほぼ半日を2度視聴に費やした。

のめり込んで見られる作品はそうそうないので幸せな時間だった。

 

 

 

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