日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

嗜好品の変化

2010年01月31日 | 喜怒☆楽
牛乳・ヨーグルト・トマトは、これまで冷蔵庫の中で必需品だった。

大好きな牛乳(骨太クン)を1日1ℓほどを水代わりに飲んでいた。
プレーンヨーグルト(バナナをスライスして混入する)1ℓを2日で完食。
トマトは酸味の効いたヤツを夏だったら丸齧りでおやつ代わり。
・・・と、長年こんな食習慣を体の要求するままに続けていた。

ところが、昨年(ハッキリ自覚できたのが)あたりからこれら3種が全く欲しくなくなってきた。
今、冷蔵庫の中にこれらが入っていることはまずない。

原因はだと思う。胃と加齢。
胃と腸は絶対大丈夫!と自負していたのになぁ。
とりわけ酸味がいけない

昨年、病院でピロリくんの除去をしたのだけど、
実は確認の再検査をしてないのだ
抗生物質を服用した後、あまりに胃が快適になっていたので気持ちが向かなくなっていた。
除菌率は1回目で87%、2回目で97%と聞く。こういう数字をみると
まず疑いなく87%の方にわが身を置く性格なのだ。
もしかして確立の低い13%の中に入っていたのかも。
のこのこと、再訪すべきか・・・Drにとってはヤな患者だよね。
食べなくなって(食べられなくなって)からこれらの食品がどれだけ優秀なヤツだった
かがよく分かる。

ピロリネタは以前にも書いたけれど、先日NHK「ためしてガッテン」
でピロリ菌の怖さ(保菌者は二人に一人)を放送していたので
また検査結果の確認を怠ったことを切に悔いることになる。









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きれいな解説

2010年01月28日 | 美術展・本
「麗しのうつわ」 出光美術館~3/22まで

焼きもの名品展です。が・・・
名品、と聞くと面白好きな私はちょっと引いてしまうのだけど
出光さんに出かけると、いつも必ず1点は心打つものと出会えるので
まずは行ってみた。

特筆すべき魅力あるものを見た(読んだ)
それは作品のパネル解説
これまで、これほど際立って流麗な表現での作品解説を読んだことがない。

例えば、志野焼き・唐津焼きのコーナーでのパネル解説では↓
★「・・・作り残したままで打ち置く、少し欠けておく方がよい。
なぜならそこに”生き延びる技”が感じられるからだ。
兼好法師は書画や蒔絵の欠落にいうなれば生命の時間の寛ぎを読み取る。
志野や唐津の整いすぎない余剰を湛えた曲線、それはゆるやかで自由な
息吹を愛する日本古来の感性に根ざす美しさだ・・・」

古瀬戸焼きのコーナー、薄緑の釉薬の流れの表現では・・
★「釉流れはいま目の前に流れ落ちる雫のようにみずみずしい。
数百年の時を越えて水の瞬間を焼き付けたその姿は
焼きものだけが見せる時間の神秘といえよう」

とにかく全てのメッセージが耳に心地よく届いてくる。
こんなに熱心にわくわくしながら解説を読んだことはない。
程よい字数、漢字変換への心憎い配慮(ひらがなの優しさを有効に使用)
何よりも押し付けがましくなく、言葉がすっと立ち上がっている。
これらの解説は、私の中では一つの優れた作品となる


展示品の中からお気に入りは↓
 「絵唐津葦文四方口向付」五客
地色の薄茶・灰・薄朱・・とムリに近い色彩を引っ張ってきたが
こんな色合いの諧調が抜群に綺麗だ。






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なんでかなぁ。。

2010年01月28日 | 喜怒☆楽
今、フィギュアスケート4大陸選手権が開催されている。
オリンピックが目の前に迫っているこの時期に、この大会開催ってなんナンダ?

地元、韓国開催ながら、ヨナさんは出場せず、小塚クンは辞退した。
もちろん高橋クン・織田クン、安藤さんは出ない(皆さんオリンピック
へ向けて最後の調整中)
ここで真央ちゃんも辞退となっては大会が全く盛り上がらないとは
思うけれど・・・私は出場するということをガンガンに懸念していた。
心配でしょうがない。(真央ちゃん自身は出る気満々らしかったけど)

韓国開催とあってはヨナファンにとっては平静な気持ちで観ることは難しい
のでは?
何か危ない事態が起きるということを心配しているのではなく、
技が失敗しても成功しても高揚感は削がれるということが懸念材料。
例えば、難技が成功したときに素直に観客は反応してくれるのだろうか。
できれば全日本での質の良い高揚感を保ったままで本番に臨んでほしかった。


オリンピックの年は4大陸はなしにするとか・・・できないかなぁ
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続けてペネロペ・クルスの偶然・・・エレジー他

2010年01月24日 | 映画
「エレジー」2008/アメリカ 監督イザベル・コイシュ 脚本ニコラス・メイヤー 
     出演ペネロオエ・クルス ベン・キングズレー デニス・ホーッパー


 初老の教授(ベン・キングスレー)が女子学生(ペネロペ・クルス)を深く愛してしまった
女性遍歴の多い教授だが、相手の若さと高貴な美しさの前にうろたえる。
その、うろたえている様を見ていると「今更、こんな面倒な湿気地帯に足を
踏み込まなくても・・」などと年相応の思いが過ぎる。
男は時々、こんな冒険をやらかす。女性の若さとそこから発散される耽美な
エネルギーに参るときがあるようだ。
嫉妬でダンスホールに偵察に行く場面は「止めたほうがいいよぉ」と
こちらがヒヤリとした。何でもしちゃうんだな、こんな知的な教授でも
恋に落ちてしまうと。
教授は詩人の友人(デニス・ホッパー)によく相談をもちかける。
その友人のアドバイスは的確で、恋情の過程から結末までを予測する。
まぁ、遊び心も含めた分別ある第3者の声というところか。

女学生コンスエラは近寄り難い高貴さに溢れている。若いからといって浮いてない。
教授に対して冷静で誠実だ。顔・ボディともに輝くばかりに美しい。
非の打ちどころがない女性に描かれている。
(ペネロペ・クルスはこの時点で34才。全く無理なく女学生の風貌だった)



親戚一族が集まるパーティに彼女は是非来てくれと切望するが、教授は年齢から
くる引け目からドタキャンしてしまう。このときの教授の心情が切ない。
30才の年齢差・・・
教授は老いに足を一歩踏み入れ、日々更新されていることの怖さを自覚している。
女学生は、老いとはどういうことかもちろん分かりようがない。真っ直ぐに教授
の懐に飛び込んでくる。
そして、このギャップは埋まることがなく連絡は途絶えてしまう。
ここで、”END”となっても良かったと思うのだが、この後、続きがあった。

コンスエラから数年振りに「会いたい」と連絡が入る。
彼女は乳癌となり乳房の摘出手術を受けることになり、その前に教授に
乳房を撮影してほしいという申し出だった。
そして、手術はとりあえず成功し教授は彼女を改めてわが身に引き寄せる。
乳房を失ったことで教授は均衡を得た?という心理があったのか。
捻くれた視点かも知れないが、そういう感情はあったと思う。


全くの偶然なのだけど、ペネロペ・クルスを連続3度見る。
「ベル・エポック」1/15 17才 末娘役


「オール・アバウト・マイ・マザー」1/16 23才 シスター役


ペネロペ・クルスには特別な思い入れはないのだが・・。
今年は以前見た気になる作品を積極的に再見しようという方針なのでこういうことも
出てくる。改めて、この人いろんな作品にかなり起用されている。
(ショートにするとO・ヘプバーンに似てないこともない)
だが、何かを足りなく感じる。顔下半分の表情の作り方が不器用?
”潤い”に乏しい?ふくよかなイメージが沸いてこないのだ。
でも、笑顔はとびっきり爽やかだね。















    
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薄暮色の雪景色・・・浮世絵

2010年01月17日 | 美術展・本
「江戸の彩りー珠玉の浮世絵コレクション」
  太田記念美術館

浮世絵の雪景色にぞっこん惚れ込んでます。
そんな私の記憶に新たにもう一枚、綺麗な画像が加わりました。
雪梅二美人図」 窪俊満
墨の濃淡だけで描いた雪景色は全体がセピア色のような風情。
その中に落ちた実と鼻緒の赤が痛々しいくらい鮮烈。
藁で編んだ雪囲いの中で水仙が可憐に咲いていた。

「歌川国芳肖像」大蘇芳年
肩肘をつき寝そべる国芳の足元に猫が丸くなっている図。
脱力し寛いだ寝姿に、背中を丸くしちょこんと鎮座する猫の姿はよく合っている。
それにしても、一筆の猫の背中のカーブのなんと柔らかく可愛らしいことか

「吉原十二時絵巻」長文斎栄之
吉原遊郭の早朝から深夜までのドキュメンタリー?
異世界の日常の面白さである。吉原のフツーの日常を描いているのだけど、
そこは吉原、なにやらおシャレな柄・色が見え隠れしている。
仕入れの花箱から覗いている椿、少々疲れた様子の太夫・・・細かに綺麗に人々・道具の機微が連なって
いく絵巻の美しさといったら・・。素晴らしい作品でした

展示替有り注意!
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