日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

19才の威力

2019年03月24日 | フィギュアスケート
フィギュアスケート世界選手権の結果を省みて思う事は
一言で言えば”19才の威力”の凄さです。

男子ネイサン・チェン(優勝)、女子エリザベート・トゥルシバエワ(2位)ともに19才。
羽生くんも、キム・ヨナも19才で華々しい勢いのある演技をして金を獲った。
(ザギトワ16才、ロシア勢は別格)
19才って、もう筋の中身が最高の状態なんじゃないか、どんなに鍛えてもこの年齢時の状態には
戻れないような気がしている。

これまでは経験値を含むと23才前後がフィギュアスケーターの旬と言われてきたが、
ここまでジャンプの高度な技と回数を追及されると、練習に要する体力・筋力の耐えられる許容度は
21~22を超えてくると難しいのでは?
いや、そこまで続けてしまうと足が壊れていってしまう、とド素人な私なんかは危ぶんでいる。
鍛え方が違う、と言われるとそれまでだが、負担が大きいことは確かだろうな。

4回転を成功させてしまった女子が登場し、男女共に”ジャンプこそが”の時代が繰り広げられることに
拍車がかかってしまった感が強い大会だった。選手生命、縮みますね。

・・・・と言いつつも、やはり4回転がありますね。

今回の大会はベストな素晴らしい演技を披露できた選手が続出(会場の観客の盛り上げも上手かった)
羽生くんのフリーはさすがの別格感ありました。。紀平さんも惜しかった。
紀平さんはまだ、16才。次のオリンピックでは19才ですね
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とうとう女子4回転の時代か・・。

2019年03月23日 | フィギュアスケート
フィギュアスケート世界選手権、ザギトワ優勝、そして、
2位にエリザベート・トゥルシバエワ(カザフスタン・19才)が→というか
どこかで遂に”来たね”という感がある。
最終滑走で滑る直前の表情がただ一人鎮まっていた。この選手は常にこんなふうに凪な感じがあり、
正直に言えば不気味(もしかしたら大器なのかもという意味で)な存在ではあった。

いやー、凄い。4回転他全てのジャンプを軽くピョンピョン跳んでいる、というイメージ。
跳びやすい少女のようなスリムで小柄な体型は、今19才でこうなのだから
今後も目立った体型変化はないと予想する。ならば、ジャンプを武器に今後この選手が女子を
引っ張っていくのか。
そんな展開になってくると・・・女子の4回転は故障者続出の危惧がある
高難度の”ジャンプ”で点を積む演技よりも、ダンス要素の部分の上手い選手が好みの私としては
少し残念な傾向になってくるのか。


男子で4回転を跳ばない(SPで)ジェイソン・ブラウンが抜群の演技力で高得点を叩き出したのは嬉しい
こういう選手が優勝の座は望めなくても表彰台の上に納まる図が好ましい。
男子4回転が当然の時代に相当のスケーティング技術の力量がないとなし得ない。
選手本人とコーチの”優勝”への拘りを脇に置き、美しいスケーティングを届けてくれるジェイソン・ブラウンに感謝です。



男子フリー、今夜です。ネイサン・チェンの勢いは止まらない気がする
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斉藤さんと竜ちゃん

2019年03月21日 | 喜怒☆楽
竜ちゃん(ダチョウ倶楽部の上島竜平)が「決算!忠臣蔵」に出演するという情報で思い出した事。

彼は「怪物くん」のオオカミ男やその他の作品でも時々演技仕事をしている。
意外にも(失礼)印象の片隅に残るんだよなぁ、この人の演技。

トレンディエンジェルの斉藤さんもそう。
映画「ミックス」に少しだけ顔出しているが、「あ。この人上手いな・・」と僅かな場面だけなのにやけに印象に残る。


この二人に屈折ある役を演らせてみたいな。きっと、強烈だろうな

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宮原さん健闘してたのにな・・・

2019年03月21日 | フィギュアスケート
フィギュアスケート世界選手権女子SP

宮原智子さん、冒頭の3回転連続ジャンプは回転不足の判定か残念。
8位と振るわなかったが、内容は自身の中ではトップでした。
細部にわたり情感が行き届いていて、私の目には満足の演技だった。

ザギトワ、メドベージェフの演技は”スポーツ”感が先立ち、鑑賞眼が引いてしまった。
凄い気迫で迫ってくる感じで、そういう曲調であることを差し引いてもやはり引いてしまう。

紀平さんは冒頭のトリプルアクセル失敗が大きくひびいてしまった
公式練習ではバンバン決めていたのに・・・本当に些細な狂いが致命傷となる。
こればかりは本番で滑ってみないと本当に分からない。(だからこそのハラハラの面白さなのだけど)
それにしても坂本さんのメンタルの強さよ
フリーで紀平さん、巻き返しなるか? う--ん、10点以上の差は厳しいなぁ。

男子は公式練習からの画像ではネイサン・チェン絶好調。
「あ、頂上行くな!」の予感が過った。
(今夜、男子SPです)


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2011年東電総会・・・偶然、意外なところから見えた実態

2019年03月10日 | 美術展・本
「ザ・万字固め」万城目学著 2016年発行

マキメマナブのユーモア溢れるエッセイです。
読み進めていくと、中盤あたりにちょっと異色の
”やけどのあと 東京電力株主総会リポート”という項目がある。
(初出「文芸春秋」2011年9月号掲載)
あの大地震の直前にマキメさんは東電株を購入していたという。
そんな経緯で株主総会へ出向くことになるのだが・・・・・そこで見た情景を書いている。
マキメさんの言葉で表現するとこんなふうに”事実”が見えてくるんだという驚きがある。
ありのままのリポートである。こんな正直に常人では描けるものではない、と思う。
”書く”ではなく”描いた”という印象が強い。
会長・社長・役員諸々・株主の総会での様子がよくわかる。
マキメさん独特のユーモアに混じって一番知りたかったことがなんの偽りもなく鮮やかに見えた気がした。
当時の勝俣会長、あなたへの印象が変わりました
奇しくも明日3月11日だった。

本・DVDとここ数か月ミステリー(イギリス)詰めの日々で、趣向を一時変更のつもりで
万城目学のエッセイで笑うつもりでこの本を入手。
この人の笑いのセンスが実にツボ。とても相性が良い。

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